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FN社P−90に使用されている弾薬SS-90について、とある雑誌にSS-90で人を撃っても貫通しないという記事を読んだことがあるような記憶があるのですが、間違いでしょうか?(射撃する距離その他不明) ガンヘッド |
その貫通力は、100mからケブラー48枚とPASGTヘルメットを貫通し、厚さ3.5mmのNATO標準スチール装甲板を貫通するとのことです。
しかし、その一方で、弾頭が2gと軽く、人体等の柔らかいターゲットに対しては、命中すると急激にエネルギーを失い内部で停弾します。ただし、その分ターゲット内で回転運動を起こすため、内部を大きく損傷する効果を発揮します(人体ゼラチンによる実験では最大80mmの穴を開けるとのこと)。ダミーボディを使った実験では、10mから撃ち込んでも貫通せずに停止するとか。
また、射程400mを越すと急激に弾頭エネルギーが低下する特性を持っているため、人体に対して貫通しにくい特性と相まって、周辺や背後の被害を抑えられる利点を持っています。
防弾チョッキを貫通する一方で、人体を下手に貫通せず大きな破壊力を発揮し、且つ周辺被害を最小限に抑えられるという、ある種矛盾する性能を兼ね備えた弾が5.7mmX28というわけです。
疑ってる人も少なくないですが、僕が消息筋(笑)から聞いた限りではマジみたいです。
ちなみに、P90開発当初、5.7mmX28はSS90と呼ばれていましたが、その後、ファイブ・セブン・ピストルへの適用を考慮して改良され、現在はSS190となっています。SS90は弾頭重量1.5gで初速850m/秒でしたが、SS190は弾頭重量2gで初速715m/秒となり、弾頭が少し短くなっています。
ブラック・タロン
P-90を制式装備している軍隊・警察なんてあるんですかね?(ペルー日本大使館事件の時にペルーの軍隊が装備してたけど、ということは戦術指導したSASも装備している事になるのかな?)
ガンヘッド
まぐまぐマグロ
NATOやアメリカでも関心を寄せているようですが、5.7mmという特殊な弾薬系統故になかなか普及しないのがネックのようです。
これまではPDWという独立カテゴリーで紹介されていたP90ですが、同じ弾薬を使用するファイブ・セブン・ピストルの開発と前後して、FN社は現在は単にP90サブマシンガンとして紹介しているようです。
ブラック・タロン
先日発売された「NewsWeek日本語版」に
ペルーのフジモリ大統領の周りに立っていた
警察の特殊部隊員がP90を持っていた
写真がありました。最初見たときは
かなり驚きました。
以後よろしくお願いします
CCV-L