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バルカン砲とアデン砲の違いを教えて下さい。 エリちゃん |
アデン機関砲は単砲身の機関砲。口径30mm、発射速度毎分1200〜1400発。
OR
ちなみに ADEN とは Armament Development ENfield の略(時として英国人の略語センスは疑いたくなります)。ADEN には 30mm と 25mm の二種類がありましたが、現在はどちらも使われていないようです。ヨーロッパの新型戦闘機(グリペンや EF2000)は元祖モーゼルが開発した 27mm BK27 を搭載しており、この銃はアメリカの JSF にも搭載される予定だそうです。
参考 URL http://www.canit.se/%7Egriffon/aviation/text/akandata.htm
ささき
>.モーゼルMK213C:
1942年に独空軍省から要求された ”発射速度1000発/分以上の20mm機関砲”
の要求に、もとずいて終戦間際開発された、5連回転弾倉式(5−CYLINDER)
機関砲です。
20mmタイプで、1400発/分
30mmタイプで、1200発/分を実現出来たそうです。
この回転弾倉式構造こそが高発射速度を実現出来た理由で、従来の様な重いボルト
(或いはブリーチ)が前後に直線運動(LINEAR)する砲を時代遅れにしました。
又、多連銃身回転方式、つまりバルカン砲と比較して回転弾倉式の長所は、
1.外部動力の必要が無い。回転弾倉式は基本的には発射ガス圧利用、バルカン砲は
駆動モーター(電動or油圧)が必要。
2.規定の発射速度になる、立ち上がり時間が極小。 回転弾倉式は0.05秒、
バルカン砲は0.4秒必要。
その辺のいきさつは、下記、HPを どうぞ!!
http://www.geocities.com/CapeCanaveral/Hangar/8217/fgun/fgun-po.html
>.「ADEN には 30mm 〜〜、現在はどちらも使われていないようです。」
本砲、使用機種が残り少なくなってきましたが 英国:JAGUAR、
スェーデン:VIGGEN、で使用中です。 あと何年の命か?
JAGUAR: http://www.raf.mod.uk/front_line/jaguar.html
VIGGEN:
http://www.mtek.chalmers.se/%7Em95perm/skytte/akan.html
軌跡の発動機?誉
>.モーゼルMK213C:
1942年に独空軍省から要求された ”発射速度1000発/分以上の20mm機関砲”
の要求に、もとずいて終戦間際開発された、5連回転弾倉式(5−CYLINDER)
機関砲です。
20mmタイプで、1400発/分
30mmタイプで、1200発/分を実現出来たそうです。
この回転弾倉式構造こそが高発射速度を実現出来た理由で、従来の様な重いボルト
(或いはブリーチ)が前後に直線運動(LINEAR)する砲を時代遅れにしました。
又、多連銃身回転方式、つまりバルカン砲と比較%
軌跡の発動機?誉
ちょっと不思議なのは回転薬室と銃身間のガス漏れをどうやって対策しているのか。リボルバー拳銃の場合コンマ数ミリの間隙から結構な量のガスが漏れています。30mm 級の機関砲弾ともなればガス圧は拳銃弾とは桁違いのはずですが…手元にあるADENの透視図を見ても、ブリーチ部に「ガスケット」が捻じ込まれているだけで機構的な工夫があるようには見えないのです。
ささき
まったくの憶測てすが、ガス漏れ対策はあまり解決されていないのではないでしょうか!!
まったくの憶測かつ荒い考えですが以下の様に思います。
戦後の超音速JET戦闘機の時代になって、機関砲弾の初速は約1000m/S(マッハ3)
の近辺を要望−−>実現されてます。 −−−が ADEN、DEFA、本家のMK213C等の
データーを見ますと 同時代の同口径砲(非リボルバーカノン)に較べて弾丸重量が明らかに
軽いうえに、はっきりと低速です。(ロシアの砲は、低速だけど 弾丸重量が西側同口径より重い。)
正確に、運動エネルギーMV2/2を計算してはおりませんが、その様に感じとれます。
当然、銃身長、発射薬量のファクターも考えなければならないんですが−−−。
回転弾倉式の構造の為か、薬莢長も短めにかんじます。(だから発射薬量も少ない?)
結局、ある程度のガス漏れは覚悟。初速低下より、発射速度優先。という事では!
以上 憶測勝手意見でした。
なお、下記の HPで見較べてみました。
http://www.geocities.com/CapeCanaveral/Hangar/8217/fgun/fgun-pe.html
http://www.geocities.com/CapeCanaveral/Hangar/8217/fgun/fgun-po.html
火砲専門の方々はどのように考察されますでしょうか−−−!!
軌跡の発動機?誉
リボルバーカノンのガス漏れ対策は
(a.) チャンバーに前後可動式のスリーヴを付け、発射の瞬間に隙間を塞ぐ
(b.) チャンバーを前後可動式にし、発射の瞬間に前進させブリーチと密着させる
(c.) チャンバーを薬莢より短くし、薬莢前部をブリーチに食い込ませる。
といった方法が取られているようです。
何てことはない、あのナガン・リボルバーと原理は同じなのですね。
しかし拳銃弾としては弱装のナガンでさえガス漏れは 100% 解決して
いませんでしたから、リボルバーカノンでもある程度は漏れているのでは、
とも思います。拳銃と違ってカノンではレシーバーがシリンダーと
ブリーチをすっぽり覆っているので、多少の封じ込め効果はあるのかも
知れませんが。
ささき