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556 艦砲の口径は、”5inch=12.7cm”のようにインチが基準になっていると認識しています。
一方、陸上部隊の105mm、155mm榴弾砲とか、旧軍の37mm、47mm、57mm戦車砲等はインチに換算しようとすると微妙にずれています。
これらの口径は、どのような経緯で決められたのでしょうか?
どうでもいいような疑問ですがよろしくお願いします。
acorn

  1.  昔の火砲は、『重さ○ポンドの砲弾を発射できる砲』ということで、○ポンド砲という風に重量で口径を表していました。現在これを受け継いでいるのがショットガンの口径表記であるゲージ(番径)です。
     不勉強なのでよくわからないのですが、この重量表記法がその後インチやミリに当てはめられて、現在の銃砲の口径へと繋がっていったのだと思います。
     なお、口径表記において、他の弾薬との混同を防ぐための便法として、ミリをインチに換算したときにわざと数値を一致させないことがあります。

     西側陸上火砲の主力口径である105mm、155mm、203mmをインチに直すと、105mm=約4.13インチ、155mm=約6.1インチ、約8インチとなります。
     上に基づいてこれを見ると、105mm=4インチ砲、155mm=6インチ砲、203mm=8インチ砲とすることができます(誤差は無視)。

     ちなみに、東側の陸上火砲の口径である152mmも、換算すると6インチになります。これは明らかにインチが基準となっていると思われます。
    ブラック・タロン

  2.  艦砲でもフランスさんとかはメーターで作ってますよね。で、陸上用の砲も
    そうなんではないでしょうか?
     メーター表記の砲は起源がフランスとか(のメーター法採用国)なんじゃな
    いですかね?
    tackow

  3. 37・47・75・105・155ミリは、フランス(特にシュナイダー製)が、起源になっていると思います。
    40・57・76・88ミリは、重量表示、イギリス起源ですね。(2・6・17・25ポンドの鉛球の直径)76ミリは3インチでもありますが。
    50・100・150(149)・280ミリは、ドイツ(特にクルップ製)が起源と思います。ドイツも75とか105が得意ですが、これらはフランスの方が先でしょう。

    日本陸軍は、重砲はドイツ流の口径、軽砲はフランス流、戦車砲は英仏混在という感じでしょうか。
    米陸軍は、第一次大戦でフランスから砲を供与された関係で、フランス流の口径パターンを使ってます。
    まなかじ

  4. たしかNATOではMKS使う取り決めになってませんでしたっけ?
    そう言えばこの手の話しに詳しい人がいたような・・・
    ひで


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