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旧陸軍の手榴弾について教えてください。 1941年にマニラにいた米人の友人が言うには 当時の日本軍の手榴弾はドイツ軍のと同型で柄がついていて ”potatoe masher”(じゃがいも混ぜ器)と呼ばれていたそうです。 この柄はねじ式で取り外しができ、その孔から火薬が取り出せたそうです。 これはどういう手榴弾で、どういう動作で発火させるのだろうか?というのが質問です。 その後、丸い手榴弾ができてそれは投げる前に固いものに打ちつけて 発火させると聞いたが、(収容所に入っていたので)そのタイプの 手榴弾は見たことがない、とのことです。 m()m IWA |
二式砲戦車
『98式柄付手榴弾』と呼ばれるこの手榴弾は、中国戦線で中国軍が使ったものを参考に、昭和13年から製造されたということです。甲と乙の2つがあり、乙は日露戦争で使った手榴弾のストック(訓練弾として使われていた)にピクリン酸30gを充填し柄を付けた急造品、一方の甲は新設計で、ドイツ軍の柄付き手榴弾と同様、柄の底から紐を引っ張ると点火薬に点火される摩擦発火方式で、ピクリン酸78〜86gを充填していたそうです。投擲方法(指に紐を引っかけて投げる)も中国軍の用法をそのまま真似たものだそうです。
<参考資料:日本の陸軍歩兵兵器(兵藤二十八著)>
旧日本陸軍の手榴弾は、日露戦争で初めて使用され、その後、10年式手榴弾(大正10年)、91式手榴弾(昭和6年)、97式手榴弾(昭和12年)、99式手榴弾(昭和14年)と続きました(カッコ内は制式化年)。いずれもいわゆるパイナップル形式ですが、欧米で一般的だったフライ・オフ・レバーではなく、安全ピンを抜いた後、頭頂部の点火筒を硬いものにぶつけて叩き込んで点火するというお馴染みの方式です。なお、10年式と91式は擲弾筒での発射を考慮して点火時間を7秒に設定していたため、手投げ戦には弱いという欠点がありました。
丸い手榴弾というのはこれらの手榴弾では?
ブラック・タロン
こちらに手榴弾一式そろえていたような気がしますので、いろいろ見てみてください。
こてらじ
さっそく英訳して送ります。(本屋の立ち読みレベルではお手上げでした。)
IWA