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513 をみてふと思いました。 有効射程と最大射程の定義って、なんでしょう?(組織によって 違うだろうけど) で、有効射程の方はまだなんとなく想像もできますが、最大射程の 存在意義ってなんでしょう? satoski |
総合性能、有効射程は弾単体の性能こんなもんでいいんでないかい?
現実にゃ照準器性能で制限される事多いけど。
sorya
最大射程ってのは有効射程についてくる「おまけ」みたいなもんと思ってます。
要するに、正確に照準点に着弾させられる射程が有効射程であり、それだけ制限が厳しいものですから。
最大射程の存在意義、というか戦術的な利用価値ですが、
狙いを余り厳密に定めなくてもよい場合には意義があります。
いわゆる弾幕射撃ですね。
勝井
弾幕射撃ってのは破砕を狙った短時間集中射撃という意味も有るんだよ
少なくとも旧ソ連軍の第二次大戦時まではそういった意味です
対空射撃なんかの弾幕も
弾幕そのものを任意の地点に集中させる事もあって
想定照準距離は比較的近い事が多いようです
陣地等に事前制圧で行う射撃は弾幕射撃じゃないし・・・
SUDO
有効射程はちょっと定義しにくいのですが、概念から言えば、文字通り有効な打撃を与えうる距離だと思います。
これらは高射砲の射高について見るともう少し概念が捉えやすいかと思います。 最大射高は弾が届く限界。しかし、この高さへは交戦時、極端な話、その砲の真上にしか撃てず、したがって敵機に対しては一発しか撃てないので、有効な攻撃はできない。
そこで、有効な攻撃を与えられる高さとなるのが、有効射高。敵機に対して合理的な弾数を送り込める時間、交戦可能な高度を指す。この定義がまた、時期や国によってまちまちなので、あまり普遍的な定義できないのですが、一般に最大射高の80%の高さと言われます。具体的な例には、火砲の仰角が70度に達するまでの間に約400km/hの目標に対し、20秒交戦可能な高度、というものがあります。高度が低ければ、仰角を下げることができ、その分筒先を敵機に向けられる時間が多くなるのです。
ちなみに、実用射高というものもあり、これは時限信管を最大限にセットしたときに砲弾が破裂する高度で、実際に高射砲弾が到達する限界です。
先に言ったとおり、有効射程は定義しづらく、その基準もまちまちだと思うので、火器の性能を見るのには最大射程が最もわかりやすいかと思います。この辺りに意義があるのではないかと。
tomo
皆さんレスをありがとうございます。
仕事で、「***(火器の名前)の有効射程、どのくらいなん?」
と聞かれることがしばしばあり、そのたびに「撃つ人とか色々条件
によって違いますよ」と答えたいのをこらえつつ、「うーん、これ
は拳銃だから20mくらいスかねえ」てな日々を送っているもので、
みなさんのご意見を伺ってみたくて。
どうもでした。
satoski