APFSDSやHEATはほぼ装甲全般（複合装甲含む）、HESHは通常の鋼板装甲向けって感じがするんですが、どうなんでしょ？
　APFSDS（＝運動エネルギー砲弾）は、HEATに代表される成形炸薬弾（＝化学エネルギー砲弾）が、現代主力戦車の複合装甲に対して限界を見せ始めたのに対抗して登場したものです。
　下のスレッドでも出てますが、最近のHEATは弾頭を二重にして（タンデム弾）ERA等に対抗しています。

　砲弾ではありませんが、幻のMBT70やM551シェリダン、T-72系等の戦車砲は、専用の対戦車ミサイルもぶっ放せるとか・・・
ブラック・タロン

HEAT…豪雨、砂嵐では使用できず。ただし、距離による制約はないが、現在の弾丸は
3000〜4000を超えると一気に弾道特性が悪くなる。ソフト・ハードスキン対応。その
気になれば榴弾的な使用も可。

APFSDS…現在ではMulti-WeatherWeapon の代名詞。ソフトスキンには効果的ではな
い（まあ致死性はあるけどね）。ある距離（正確には着速度以下）以上では威力が
HVAP弾に劣る。

HESH…距離的にも天候的にも制約がない弾種。薄い装甲に有効。しかし、近年のHESH
では儀装破壊のためにあえて撃ち込む事が多い。

こんなとこ。
sorya

うーん。後は誰もあれか。。。（笑）すっかりレスクラッシャーたるわし。

後は特殊な奴シリーズ。

・ソングマスタとかレフレックス…ロシアのＴシリーズ専用砲発射ミサイル。
レフレックスはビームライダ、ソングマスタは有線もしくは無線誘導。
問題は誘導中はプラットフォーム動かせない。射程は5kmくらい？

・LAHIT…イスラエルで使っている対ヘリミサイルモドキ。
基本的にビームライダ。ただし、発射後数秒の照射だけでおっけー。
後は勝手に自爆時間と位置を設定。
射程は10km。ただし遅いのがあれ。
FCSにちょっとした改造を行なうだけでおっけーというのがお手軽。

・美国のＸナンバ弾頭…まだ開発中だっけか？Ｘから変わってないし。
これも砲発射。ただしＫＥＭ。射程は5乃至6km。
ビームライダ／ミリ波弾頭兼用。速度は最大M5〜5.5。
基本的にはLOSATの小型版。

イギリスでも似たようなの作ってたかなあ。あれはジャベリン改良版？（記憶なし）

sorya

りゅう弾の類とか、多目的弾ってのはないんですか？
あとHVAPってふつうの徹甲弾のことでしょうか？
ｔａｋａ

>>まるちぱ〜ぱす。
だと、今のところはHEAT-MPだけかな。(除英国(笑))
弾殻に鋼球しこんで着発信管か接触信管でうりゃ。
問題は、あくまでもHE的用い方が出来るという事であって、HEの変わりにはならんこと。
それと着速の問題。M4程度の速度成分持ってるんで、散飛界的にいうとややコーン状。

取りあえずL2A6にはそれを解消したHEAT弾が装備されてるみたいだけど、今のところ資料すらないよ(はよくれ)
将来は接触信管・伝爆薬を複数化したり、起爆時間のプログラム化を行なうって言ってからそれかもしれんね。

>>HVAP
厳密な定義は無いよ（笑）まあ高速鉄鋼弾全てがそうだと思っていいか。
本来ならばWCで800m/s以上の速度で衝突した場合、弾丸が破壊されるんだが、それをなんとかすることでもっと
着速上限値を上げたやつ。
例えば弾芯にアルミとか鉄の帽子を被せた奴とか。

このシステムだと、１回アルミとか鉄と衝突する事によってある速度（と圧力）を装甲に与え、その後弾芯が衝
突させることで相対的に限界を上げてしまうとかそんなの。
sorya

毎度毎度丁寧な回答ありがとうございます。
「普通のりゅう弾」もまだ使われてるんですね。すべてＭＰ弾に切り替えられ
てるもんやと思ってました。
ちなみに90式戦車の搭載比はどんなもんなのでしょうか？
taka

>搭載比
うーん。これも秘だな。悪い（笑）
ちょっと前まではHEATがやや多かったなくらい。
次期弾薬はやっぱりHEAT-MPの後継ってことでL2A6並の多目的弾にはなると思うよ。
もしくは日本独自の弾薬も追加とか。(軽車両用SFFショット弾とかEMP弾とか)
sorya

特殊な例で粒散弾とかも有りますよね。

ＵＳ．ＡＲＭＹさん、太平洋戦のジャングル戦にて、日本軍相手に、スチュアート軽戦車よりじゃんじゃん射って効果的だった様です。

あと、現ロシア軍の戦車も、対攻撃へり用に粒散弾を搭載しているとか！いないとか？
奇跡の発動機？誉