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旧日本陸軍は大戦中頃に三式12センチ高射砲を生産していますが、開戦前に実用試験寸前にまでこぎ着けていた試製十糎半陣地高射砲を放ってまで、何故新たに三式を開発したのでしょうか?スペックは優れていますし、十糎高射砲を採用した方が、早急に開発終了できそうに思えるのですが。 同様に、試製七糎高射砲と四式七糎半高射砲についてもお願いします。 tomo |
それと、ご存じない方も多いと思いますので、試製十糎半陣地高射砲の解っている範囲での性能を下記に載せます。
口径105o、砲列車重量14000s、高低射界−5〜85度、方向射界360度、最大射高17000m、最大射程20900m、初速919m/s、砲弾重量16s弱(推定)。その他に、砲身長は約65口径。発射速度大。自緊身管交換砲身。電動装填装置を使う半自動装填。国産レオナード装置による電力操縦。
高初速、大腔圧により、砲身に焼蝕を生じ易いようですが、内筒は交換できますし、内筒が交換できない90式野砲だって同様の問題がありましたが、制式採用されています。(もっとも、95式野砲が後に開発、採用されていますが……。)
解らない項目も多いのですが、砲自体は非常に優れているようです。
tomo