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438  あの…めちゃくちゃ初歩的な質問なんですが、
「バースト射撃」って、何ですか?

どんべ

  1.  フルオート射撃のできる銃砲において、連射を最初の何発かでストップさせる射撃法です。従来は射手がトリガーを短く引くことで行われていましたが、近年は銃砲本体に機構として組み込まれている(アサルトライフルだと2〜3発、対空機関砲では10〜30発など)ものが普及しています。
     利点としては、以下のことの防止が挙げられます。
    ・連射し続けても銃砲口が跳ね上がってしまって最初の何発か以外は無駄
    ・やはり最初の何発かで目標はすでに撃破されてしまっていてあとのタマは無駄
    ・対空射撃のように射撃チャンスが短いのでたくさん撃っても無駄

     自衛隊の89式小銃の場合、セレクタの「ア・タ・3・レ」のうち「3」がこのモード(3発撃って止まる)になっています。
    Schump

  2.  バースト射撃の目的については、すでにSchumpさんからレスをいただいていますので、僕からは余談を。

     米軍のM16A2は、フル・オート機構を廃してセミ/3発バーストにした画期的なアサルト・ライフルですが、その他の国々のライフルではこれに追従しているところはあまりないようで、従来のフル/セミに3バーストを加えているところが大多数です。M16A2をC7の名称で採用したカナダやオランダ(カナダから購入)も、セミ/3バーストではなくセミ/フルのモデルとなっています。
     もっとも、湾岸戦争では、M16A2の3バーストは作動不良を起こし、セミで使った部隊もあったという噂を耳にしましたが・・・

     自衛隊の89式小銃は、3バーストのメカニズムがユニット化されていて、必要に応じて通常分解時に外してセミ/フルのみにすることも可能です。フランスのFA MASもそうだったかな?

     ちなみに、独H&K社のG3系アサルト・ライフルやサブマシンガン(MP5)の現行グリップ・フレームは、セミ/フル/3バーストを備えたものになっていますが、旧製品にも使えるよう、旧型グリップ・フレームのセミ/フルの機構を流用してそのまま3バーストを組み込んだため、トリガー機構全体の構造が複雑になってしまっています。

     なお、バーストのメカニズムについては説明はやめます。つーか、僕は銃好きのくせに、シアー等のトリガー関係メカニズムに関してはまったくダメなので・・・(^^;;;(苦笑)
    ブラック・タロン

  3. ありがとうございました。
    どんべ

  4. M16A2の三点バーストは、フルオート射撃で兵士がパニックを起こしてトリガー引きっぱなしで、アッという間に弾切れになるのをを防ぐ、という意味も有るとか。ただフルオートが無いので制圧射撃に向かないとかで不評だったとか
    ってもう終わってた?


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