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よく「装甲を貫通した徹甲弾は車内を跳ね回る」という記述を見ますが、今一ピンときません。装甲を貫通したら向かい側の壁に突き刺さりそうな気がするのですが、何故跳ね回るのでしょうか? kabukou |
ブラック・タロン
よほどの偶然がなければ跳弾するか貫通するかのどちらかでしょう。
タロンさんが言われているように、
車体を丸ごと貫通するか、車内を跳ね回るかのどちらかでしょう。
どんべ
BUN
という話は聞いたことがない、と言っているのでしょう。
それにしても丸ごと弾丸が貫通する、ということはあるのでしょうかね。
湾岸戦争であった、とは聞いたことがありますが、弾頭が潰れてしまった上に
運動エネルギーが失われた弾丸で再度装甲板が貫通できるというのはどうにも信じがたい話です。
OR
現在のKE弾を過去のモノと一緒に考えてはしてはこまります〜。
突き抜けた=運動エネルギ無しと考えるのもちょっち先走り。
思ったよりも装甲が薄いという評価で充分だよ。
sorya
戦闘室後部装甲板の戦闘室側(つまり内側)に弾痕(?)のようなものがあるではありませんか!
また早とちりしました、すいません。
・・・でもこの場所は少なくとも「戦闘室前面上部」とは言いませんよね。
しかも跳弾した痕のようにも見えますし。後面上部との言い間違えでしょうか?真実は何処?
割とある半貫通の事例、というのも教えていただけませんか?
OR
現代のKE弾の貫徹力を甘く見ていたようです。
誤解の無いよう言っておきますが、6.は4.の続きです。
OR
それについてはおけ。もちっと時間があったら有名な”Unified Theory of Penetration”の抄訳とか、
それを元にしたドキュメントができるかもしれないんで機会があったらもちっと詳しく。
とりあえず今までの戦車砲弾に関して言えば、弾がフラグメンテーション化する理由としては材質が弱いからもしくは装甲材料が良いからのいづれかにつきるんじゃない?
装甲に進入中は、押し込んだ装甲材料が弾側壁に圧力が掛かっている状態。
そして突き抜けたら、その弾性分が戻る(エラスティックリバウンド)もんで表面傷を破壊起点としたクラックが硬く調質した弾芯を分裂させる。(コッチは現象的には遅いだろう)
あとは弾自体の座屈くらいか。この複合効果(速度によって依存度が違う)で脆性破壊を引き起こしフラグメンテーションと。
引っ張りが弱い装甲を使ってたら前に説明した効果が薄いもんで破壊する事がなく、弾の形が残り…って感じで。
sorya