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大口径と砲身長は、どちらを、優先すれば、戦闘に有利なのでしょうか? 富嶽 |
これは、火砲の任務・目的によって全然回答が違うと思います。
対装甲車両なら長砲身加農砲。
歩兵戦闘支援なら榴弾砲。
連隊・大隊レベルなら榴弾砲。
対砲兵戦を行う、軍団レベルなら加農砲。
また、弾丸威力・射程と重量・コストの関係はバーターですから、経験から得られた最適バランスが次第に明らかになりました。各国で使用される火砲のたぐいはたいてい似たような口径×砲身長になっていった歴史があります。言い換えれば、現用されている火砲の口径と砲身長こそ、歴史が証明した、戦闘に有利な組み合わせなのです。
ともさん@2CV
富嶽
だから戦艦の排水量はどんどん大きくなるのです。
同クラスの戦艦に対して優位を持つために、小口径長砲身の主砲を装備したり、大口径短砲身の主砲を装備したりする方法は、ドレッドノート以降は行われていないでしょう。戦艦の主砲にも、口径と砲身長の最適なバランスがあったのです。
ともさん@2CV
ささき
下の書き込みにあるOTOメララの76mmスーパーラピッドなんかは、一定の搭載重量制限の中で口径よりも発射弾量を重視した面白い試みだと思います。
これと妙高型重巡との仮想戦記なんかをやってみたい向きもあるでしょうが、射撃統制装置がイーブンではないので比較にはならないでしょうね。
ともさん@2CV