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401 先日、九七式車載重機関銃取扱法と言う資料を見る機会があったのですが、その中に除銅弾と言う聞き慣れない弾薬についての記述がありました。
腔内に付着した黄銅被甲の除去効果があるそうですが、
この除銅弾と言うのは当時、一般的に使用されていた弾薬なのでしょうか?
また、今日も使用されているのでしょうか?
お教え頂ければ幸いです。
せせひわ

  1.  手元にデータが全くないのでよくわかりませんが、その『除銅弾』は、銃腔内に付着した通常弾頭(FMJ)のジャケットの銅を除去するためのものだと思います。射撃訓練や試射等の際に使うものと思われ、実戦で通常弾薬に混ぜて使うというようなことはないと思います。
     現在同様な弾頭が使用されているかどうかは不明です。

     ちなみに、銃腔内に付着した銅を除去する方法としては、除銅剤(薬品)を使用するのが一般的です。
    ブラック・タロン

  2. タロン先生がご存じでないとなると、やはり一般的ではない弾薬の様ですね。
    この資料に書かれていた内容だと、除銅弾と言うのは硬鉛弾体に白銅被甲を施したもので10.5gの重さがあったそうです。また使用法としては2弾倉(40発)射撃毎に使用するべしとなっていました。その前に、常用連続射撃は300発を上限とする事と書かれてあり、また演習時に使用する等とは書かれていなかった事から、どうやら実戦でも通常の弾薬に混ぜて使用していた様です(このマニュアル通りに運用されていればですが)。
    ご教授ありがとうございました。
    せせひわ


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