QQCCMMVVGGTT
354 列車砲の射程って砲身長の割に随分と長いですが、
どのような工夫によるものなのでしょう?
勝井

  1. ドイツ軍の28センチK5Eについて言えば、ロケット補助で射程を延ばしてますね。
    同じく28センチでも、海軍砲流用の「ブルーノ」系列はさほど長射程とは言えないような気もします。
    21センチはパリ砲譲りの無理やりな高初速で射程を出してます。
    80センチは、もうとにかく気合で装薬量たっぷり。

    工夫というか、反動や発射爆風をほとんど無視してるからでしょう。ブルーノ系列でも、戦艦で使っているときよりも装薬量を増しているはずです。 
    全装薬で撃つなら、砲身寿命は相当に短いと思います。
    まなかじ

  2. 1> 第一次大戦中のパリ砲に代表される列車砲のお話しであれば、
    装薬量云々の問題よりも大仰角をつけて砲弾を発射し、高高度に到達させること
    によって空気抵抗による速度の減退を大きく弱めている、という点が
    まず重要ではないでしょうか。(もちろん、装薬量が少なければ高高度に
    到達しませんが。)

    真空中で物体を射出した場合、到達距離が最大になるのは射角45度の時の
    ときですが、(長距離)列車砲の場合、砲弾の到達高度を上げ、
    結果的に射程を伸ばす為、45度を超える仰角で打ち出すと
    聞いたことがあります。
    みなと

  3.  艦砲を利用した38cm「ジークフリード」や40.6cm「アドルフ」では陸軍が軽量弾を用意して射程を伸ばしています。ちょっと違うけど、徹甲弾(または対ベトン弾)と高性能炸薬弾では後者の方が軽量で射程も上ですね。
     そうそう、列車砲のカタログデータ用の物ではないけど、ペーネミュンデ矢弾を使うと無茶苦茶射程が伸びますね。
    tomo


Back