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350  ステルス技術に関してですが、広範囲すぎたようですので質問を個別に出していきます。

質問@ 熱探知で追尾している対空ミサイルのようなものがあれば、ナイトホークのような強力なステルス機にも命中させることができるように思えるのですが、そうではないのでしょうか?

質問A ステルス船「シーシャドー(Sea Shadow)」についての情報を知ってる方はいませんか?

質問B フランス海軍のステルス艦「ラファイエット」についての情報を知ってる方はいませんか?


雅彩人

  1. 質問1について
    例えば、ステルス爆撃機B2は「4基から成るエンジンも2基づつを機体内上方に装備させ、排気は外気と混合させて翼の上面から排気する」ことにより、赤外線の放射を少なくする工夫をしています。レーダー反射だけでなく赤外線についてもそれなりの対策を講じているのです。もちろん、レーダー反射や赤外線放射が完全に0になるわけではないので、高精度の感知装置をより高い密度で設置すれば、ステルス機を有効に感知できるでしょう。しかし、そのためには防空システムに対する多額の出費が必要となる。相手に多額の国防支出を行わせて国家財政や経済を悪化させるには、かなり有効な兵器かも。
    アリエフ

  2. >質問マル1
    要は精度の問題ですね。
    アリエフさんがおっしゃった通り、ステルス機は外気を排気を混ぜて冷やしてます。
    熱源追尾かけて太陽やら雲やら他の熱源と識別させるのが大変なんだと思います。
    初期のサイドワインダーが良い例です。

    今の技術なら画像追跡するか、空中に鉄粉でも撒いてステルス機の表面を傷つけてレーダー感知する方が手っ取り早いとかもしれません。
    事実、F117の実験時、ビスが数mm浮いただけでいきなりレーダー感知してしまった事故もあったようですし。
    ステルス技術と言うのは基本的に「レーダー波をどこか(ほとんどが上空)にやる」技術です。
    ナイトホークもきちんとレーダーに移るのですが、例えて言うなら
    「町の雑踏の中で誰かの腕時計が陽光に光ったのを見て、その持ち主を見つける」ぐらいのレベルです。
    言い方は悪いですがレーダーにほんの一瞬「キラリ」と光る程度で、その反応も鳥や雲並です。
    ダークマター

  3. Aのような丸数字は、使用しているインターネット環境によっては見られない人もいるので使わないようにしましょう。
    シーシャドーについては艦船のQ.233でも触れているので見て下さい。現在は、次期水上戦闘艦(DD-21)開発のためのデータを集めるために再就役しているようです。
    ラファイエット級は、満載排水量3300t、主機ディーゼル4機17600馬力、最高速度25kt、兵装クロタルSAM8連装発射機1機、エグゾゼSSM8機、100mm砲1門、20mm機銃など。
    現在仏海軍に4隻就役、1隻建造中。また、台湾に輸出され、1996-98年にかけて6隻が台湾海軍に就役しています。
    98年に2番艦の「シュルクーフ」が来日したとき佐世保で一般公開されたそうですが、主砲の20サンチ砲が本当に旋回可能かどうか確かめに行けばよかったと思ってます。(笑)ってつけないと信じちゃう人いるかな?
    (N)

  4.  有益な情報ありがとうございます。ご指摘どおりまる&tきの数字記号も使わないようにします。
     ところで、ダークマターさんの回答にあった、
    > 今の技術なら画像追跡するか、空中に鉄粉でも撒いてステルス機の
    > 表面を傷つけてレーダー感知する方が手っ取り早いとかもしれません。
     画像追跡型の対空ミサイルというのは、私は実験段階のものしか見た
    ことがないのですが、実戦配備されているミサイルはあるんでしょうか?
    雅彩人

  5. >3.ゴミですが、潜水艦シュルクーフの20センチ砲、
      旋回中の写真が世艦の読書欄に数年前掲載されてました。
      どの程度回るのかは不明ながら、「旋回可能」なのは確実であると思われます。
    勝井

  6. 画像ホーミングのミサイルで配備されているものといえば「91式携行地対空誘導弾」や「81式短距離地対空誘導弾(改)」などがあります。
    が、ローラント、レイピアなど大概の短SAMでは光学装置による目標追跡も可能です。
    (N)

  7. まあ、どうでもいいことですが、
    シュルクーフの砲が旋回可能というのは確か、世界の艦船以前にも知られていたはずです(「海と空」だったか?)。どこかで忘れられていただけのことでしょう。世界の艦船が全てではありません。
    BUN


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