核爆弾を設置しておいて、敵の大戦車部隊が侵攻してきたときにまとめてふっとばすものです。ただし、起爆は手動（遠隔操作）によるものです。冷戦期に東西ドイツ国境に米軍が多数設置していたようです（ドイツ統一後にその存在がバレて近所の村で大騒ぎになったことがある）。ヨーロッパにおける戦車の数で東側に大きな優位があったからこそ存在したキワモノ兵器です。
用法としては防御兵器ですが、核爆弾ではあるので、日本が（ドイツもだな）持つのは大いに問題があります。そもそも核兵器とは言えない劣化ウラン弾ですらIAEAの査察で保有していないかどうかチェックされているのが日本の現実です。

さて。「大戦車部隊をまとめてふっとばす」兵器が日本に必要か？
日本に大戦車部隊を送り込もうとすれば輸送艦を大量に集積しなければならず、その時点で派手にバレますから、船団を沈めるか（このためにも空自は対艦能力に力を入れている）、港をつぶすか（個人的には、緊張のレベルによっては「防衛」の範囲におさまると思う）すればいいので、核地雷なんざ要りません。保守が面倒だし。
Schump

ゴミレスです。ロバート・Ａ・ハインラインの「宇宙の戦士」においては、核
地雷はアレクニドの主要装備になっています。音と閃光に特徴があるとか。
sharman

　少し話が逸れますが。
核地雷は英語ではAtomic Demolition Munitionと呼びます。
直訳すると「核破壊弾」かな。
日本語の核「地雷」とはちょっとニュアンスが違いますね。
むかし軍事の素人から、「核地雷を踏んだら、踏んだ人はどうなるの？」と
尋ねられ苦笑したことがありますが、すでに答えがあるように起爆は遠隔操作で、
いわゆる地雷のように踏まれて起爆するものではありません。

くのーぎ