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ステルス機(ナイトホーク、スピリット、コマンチetc)と、 ステルス艦(ラファイエットなど)……アメリカが開発中の、黒塗りの双胴艦(←名称不明)……その他、ステルス技術に関するもろもろの情報を集めています。とにかく、ステルスなら何でもアリってことで教えて下さい。 雅彩人 |
ステルスに関する技術的内容を理解するには、電磁波の伝播と反射に関する基礎知識を身につけておくことをお勧めします(少なくとも位相とか干渉とか指向性とか周波数と波長の関係とか)。ステルスに関する資料には時として電磁気学の基礎を無視したトンデモな物もありますので。
またステルスを理解するにはレーダーを理解することも大切です。CW とか PW、地上局と空中局の利点と欠点、パルスドップラーレーダーやフェイズドアレイレーダー等の原理も知っていたほうが、何故このような兵器が開発され、どのような制限下で運用されているのか見えてきやすいと思います。
以上漠然とした回答でごめんなさい。
ささき
別の意味での「電波系」の雑誌は、信用しない方が賢明ですね。
まぐまぐマグロ
火葬戦記作家さんには「非金属はレーダーに一切映らない」と信じている方もおるようですが、とんでもないです。また水が電波を吸収すると信じている人もおるようですが、それなら降雨がレーダーに映る訳を説明してほしいです。
また、ウチュー人とステルス技術の関与云々という解説は論外ですね。ウチュー人の一人として誓って真実を述べますが、我々がチキュー人にステルス技術を供与した事実は一切ありませんです。
ささき
「天使もレーダーに映る」
マジです。成田空港等で天使の観測をやってます。
Schump
「エンジェルエコー」ってやつですか?
masa
>(彼らは電波を反射する「電離層」の正体がイオン化した大気であることを知っているのかな?)
…ウチュー人殿、「電波を反射」してはいけません。この設定は変。
>4.
>「天使もレーダーに映る」マジです。
すごく怖いです。もし悪魔が映ったらどうするんでしょう?
どんべ
然り。晴天エコーともいいまして、温度、湿度、密度等の違いによって屈折率が異なる空気塊同士の接触面では電磁波の反射が生じます。これを観測することによって、降水や雲がなくても空気の動き=風を観測できる「ウインドプロファイラー」というもの(ドップラーレーダーの一種)があります。高層大気の継続的観測や飛行場近くの風向・風速の不連続面(ウインドシア)の検出等に用いられています。
Schump
電離層は100MHzぐらいまで電波ならの思いっきり電波を反射しますよ。
7〜28MHzのアマチュア無線ではこれを利用しての超水平線(と言うか
地球の裏まで)との交信は常識です。
7MHzであればわずか1W出力のハンディ無線機でアメリカ以遠との交信が可能です。
また、突発的に発生する電離層(スポラディックE層)は50MHz以上の
周波数の電波を反射します。
500km以上遠くのFMラジオ局放送がまれに良く聞こえたりするのはこの為です。
ダークマター
だから、ステルス機が「思いっきり電波を反射」しちゃダメでしょ。
どんべ
私が言いたかったのは、「ステルス機が電波を★反射しない★のはイオンの作用云々」というトンデモ解説に対して「電波を★反射する★電離層もイオンの一種ですよ」という反論を行ったのです。
ささき
海洋などの水中で電波がほとんど伝わらない(超長波を除き)ことから、単純に雨粒も水だから同様と考えているのでしょうか。ところで、基本的なことだろうけど、電波が吸収されるから水中では伝わりにくいのだろうか?吸収された電波はどこに行くのだろう?何か少し変だな。(電波には疎いもので・・)
アリエフ
とりあえず何かにぶつかった電波は、基本的に反射するか熱になります。
まあ微々たる物ですが。
シュノーケルにテフロンフェライト塗るのはこれが目的です。
ステルス機の場合も反射し損ねた分を熱にする目的で塗ってます。
あと電波は波長以上の大きさの物にぶつかると反射しますが、波長の方が長いと回り込みます。
トンネルの中でFMラジオ(100MHz前後、波長は数m)が聞こえなくてもAMラジオ(1000kHz前後、波長は数百m)が聞こえるのはその為です。
潜水艦用の長波の場合周波数は100kHz前後ですので波長は数kmになり、数kmの物体、つまり海面から潜水艦までの海そのものを迂回してしまい、届くと言う訳です。
ただ、電波に情報を乗せる場合、周波数の高さに情報量が比例する為、長波の情報量はとても少ない物になります。
その為浮上してマイクロ波などで圧縮通信するか、長波でゆっくり通信するかをケースバイケースで使い分けているようですね。
ダークマター
マイクロ波による電波調理器(電子レンジ)
ダークマター
失礼しました。
完全に読み違えてました。
どんべ
前の書き方はちょっと極端すぎました。水が電波を吸収する(とゆうか熱エネルギーに変換する)のは事実です。ただそれだからと言って「水に濡らせばステルスになる」「霧を吹けばステルスになる」と短絡的に考えるのは間違い、と言いたかったのです。
ステルス技術に必要な精度はカメラや望遠鏡レンズの反射防止コーティングに似ています。対象とする電磁波(この場合は可視光)に応じたコーティング材を選定し、その波長を吸収するよう計算された厚さを非常に高い精度で均一に塗布してこそはじめて効果が得られるものです。ガラス面にコーティング材を筆で塗ってもムラムラになるばかりで反射防止コートとして用を為さないことは直感でおわかりでしょう。それと同じように、電波吸収材(RAM)だってただ塗れば効果があるという物ではありません。
ロッキード社は F-117 のRAM塗装専用施設を持っています。普通なら機体を地面に置きノズルを動かして塗料を塗布するのですが、この施設は固定されたノズルに対して機体の方を動かして塗布します。こうしないと重力の影響で塗膜厚が不均一になり、その不連続面で電波反射が起きてしまうからだそうです。
ささき
tomo
ささき