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長距離砲についての質問です。 1、長距離カノン砲の照準はやはり直接照準なのでしょうか?海戦の場合は 基本的に障害物がないですが、陸戦用でも射程は10km以上はあるんで 障害物が問題になると思うんですがどうやっていたかということです。 (例えば、ガ島のピストルピートとか) 2、一般のりゅう弾砲などの間接照準とはどういう方法なんでしょうか? 3、新型艦砲で100kmを越す射程のものが開発中らしいですが、その照準は どうするつもりなんでしょうか?観測機かGPSしか思いつかないんで。 いろいろ多いですがよろしくお願いします。 taka |
というツッコミはともかく。
観測所を目標が見える地点に置いて、そこから射弾修正をするのが普通です。
高所に砲を据えて、目標を見下ろして撃てば長射程の直接照準もあり得ますが、それでは砲の位置を暴露するようなものです。一般には砲は遮蔽しておき、敵に位置を特定されにくいようにします。
野戦砲兵が直接照準で射撃するのは特例だと思っていいと思います。
2・>1とほぼ同じ。
観測所から目標までの距離と方位を測り、更に砲兵陣地からの距離と方位に換算して砲側に伝達。
射弾の弾着を観測して、修正量を同様に換算して伝達。これを繰り返して、弾着が目標を捉えるように弾幕を形成。
まなかじ
日露戦争で203高地のてっぺんがあんなに欲しかったのは港の旅順艦隊を陸上から砲撃するための着弾観測点が欲しかったからだと『坂の上の雲』なんかからは受け取れますね。観測の砲兵将校が歩兵のすぐ後ろからかけつけます。
艦砲の射撃でいつも思うのはD−Dayとそれに続く戦闘での英艦による陸地奥地への支援艦砲射撃の果敢さ。ビルの屋上の迷路を地上から放物線で砲撃するみたいなもので、撃つほうも、(林、起伏で殆ど視程がない中を)頭越しに撃たせる方も凄いと思う。
朝鮮戦争を描いたとある映画でも死んでると思った野戦電話線が生きていてそれを使って山越えの艦砲射撃の支援を要請するシーンを覚えています。このシーンではたしか座標のような数字を言って着弾を誘導していた。
SHI
弾道と射程の違いくらいしかないのですか?
あと、まなかじさん、照準の仕方の違いをもう少し詳しく教えてください。
taka
しかし、弾道と射程の差というのは、砲そのものの構造にとって非常な違いを生みます。
一般に、同一口径でだいたい同じ重さの砲弾を発射する榴弾砲と加農砲では、加農砲の放列重量は榴弾砲の2倍以上重くなります。(一例として、九一式十榴1.5トンと九二式十加3.7トン、九六式十五榴4.1トンと、八九式十五加10.4トン)
照準のしかたは「同じです」
ただ、弾道の違いから同一射程でも諸元が多少変わります。
観測所ではそこまでやりません。砲側の方で、観測所から伝えてきた数値をもとに砲に与える角度や装薬量を加減します。
まなかじ
アリエフ