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第二次大戦中、米陸軍は当時としては小型軽量の軍用トランシーバー(モトローラ社のハンディトーキー)を使用していましたが、他の国(特にドイツ)ではどうだったのでしょうか。また、日本でも開発・試作が行われていたのでしょうか。 6月7日付日経朝刊「私の履歴書」のモトローラ元会長の手記で、同社が41年6月にハンディトーキーを開発し、終戦まで四万台(米戦車の生産数より少ないのでは?)出荷したと書かれており、気になったもので。 アリエフ |
・背負い式無線機Fu2。歩兵連隊〜中隊レヴェルで運用されてました。送信機と
受信機部のセットと大型のバッテリー・セットの2つからなっています。兵
員3名で運用。有効距離は音声では3km、モールス信号では16kmです。
・FeldfernsprecherB(B型無線機)。1943年採用。中隊〜大隊レヴェルで運
用されてました。機器を黒革のハーネスに固定。ヘッドセットと喉マイクロ
ホンと共に使用します。本体のアンテナは使用時に張ります。有効距離約1.6
km。
・Feldfernsprecher33(M33野戦電話)。ドイツ軍が使用した代表的な有線
通信機。細長い御弁当箱のような形で、重量は約4.5kg。1.5Vのバッテリーを
使用し、相手を呼び出す場合はマグネット発電用のクランクで回します。クラ
ンクは取り外し式で、使用しない時はケースに収納します。
以上、第二次大戦時のドイツ軍の代表的な野戦通信機器を紹介してみました。
VANDY1
昭和19年の暮れに実用化したようです。
が、これは航空機搭乗中に用いるのか地上で用いるのかは不明なので
ハンディートーキーと似た器械かどうかは判りません。
takukou
アリエフ
といいまして、1942年初期頃に採用されたそうです。AM方式で3.5MHz〜
6MHzの周波数を使っていたとのことでした。
VANDY1
特に
http://www.nj7p.org/history/portable.html
が参考になりそうです。
takukou