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299 291に関連なんですが、
旧陸軍の一部戦車に「攻撃的」なスモークディスチャージャー(九十九式自発
発射筒?)なるものが装備されていた。という記事を読んだことがあるのです
が、この正体はなんなのでしょうか?

記事中では投射距離300mで前方に投射、煙幕によって敵戦車の視界を妨害
し、至近距離まで肉薄、攻撃する。とあります。
元記事は多分、昔の「戦車マガジン」だと思います。
takukou

  1. それが。九九式発射筒かは確信がありませんが九五式軽戦車の砲塔基部側面に発射筒を装備した写真はあります。しかし、takukouさんに「攻撃的」な印象を与えたことを深くお詫びし、以後外すことに致します。
    BUN

  2.  これは多分、攻撃時に使用するということであって、基本的にはただの発射発煙筒ではないかと思います。
     もっとも、「人物・戦車隊物語」によれば、「制式の発射発煙筒では近距離にしか届かないので、中距離以上の対戦車戦闘では役に立たないから」長距離発煙筒発射器が戦争末期に開発されているそうです。これは我が戦車が有効射程距離に近迫するまで敵戦車が遠距離から射撃できないように目潰しするのに効果的と判定されたそうです。
    tomo

  3. >1
    正規?の発射筒では投射距離が50m、質問中の改良型?では投射距離が300m
    もあるので肉薄「攻撃」目的と筆者は推定しているのですが。米軍の捕獲車両
    には九五式軽戦車にも装備されていたらしいです。
    いずれ、独の「タイガー」戦車辺りだと消極的な「攻撃」に用いる所でしょう
    が。それに比べると、肉薄攻撃に用いるのは我が戦車兵の練度、敢闘精神共に
    一流と思えますので、撤去する必要は無いと思われます。

    >2
    多分、同じ物だと思われますが、制式名称はあるのでしょうか?
    構造としては、導火線を用いて点火、発射するために。戦車兵がマッチ等で点
    火する必要があるらしいです。現地での急造では?という気もするのですが?

    しかし、取り敢えず回想等も調べたのですが、使ったという記録が無いのです。
    大戦末期の比島方面等で使用された為、証言者が残って居られないのでしょう
    か?
    takukou

  4. これは、全くの憶測ですが。九九式自発発射筒?が制式であり、投射距離
    を延長したものが現地改造品とも考えたのですけれども・・
    takukou

  5.  残念ながら、制式化されたかは解りません。しかし、考案製作者は研究部の外山尚孝兵技少佐で、陸大の対機甲戦術教育にも織り込まれたそうですから、それなりにきちんと開発されたのでは?しかも、1000メートルの距離で発煙できるそうです。
     実戦使用例は寡聞にして聞きませんが、同書に発射発煙筒の写真が載っています。
    tomo

  6. ありがとうございました。同書、読んでみたいと思います。
    takukou


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