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265に関連して質問します。日本では九〇式野砲より自緊式の砲身が採用されたそうですが、もし99式高射砲が第一次大戦ものの砲のコピーだとすると自緊砲身ではないと思います。99式高射砲は自緊砲身でしょうか? また、世界の自緊の技術の歴史を教えてください。 my |
おそらくは、八八式七糎半と同じ(そして、クルップが最も得意とし、そのクルップから導入した三八式野砲以来日本の砲兵工廠も経験を積んでいる)複肉層成のはずです。
外見的に、砲身基部の作り方、砲身外径の太さ、45口径の短砲身、どれも自緊砲身「らしくない」ですね。それこそ、典型的な自緊砲身といえば、ドイツのFlak18のような感じのやつです。
また、九九式八高の利点として、生産性良好な点が挙げられますが、日本の砲兵工廠は自緊砲身仕様の砲の生産能力に劣る面があります。
九二式十加あたりでもう息を切らしていて、九六式十五加なんか試作砲かってくらいしか作ってない。生産性を高めようとした九○式野砲は欠陥品、三式十二高も最優先をもらっていながら要求にまったく応えきれていません。
よって、じゃんじゃん作れて、ちゃんと撃てるということは、自緊砲身でない、という暴論を提出してみたいと思います。
まなかじ