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日本海軍の零式通常弾の(各口径砲弾の)重量と炸薬量は如何ほどだったのでしょうか? (N) |
炸薬量・・・・わかりません。
BUN
taka
大塚好古
BUN
なぜかというと、信管に時計信管をわざわざ使う理由は対空用としてしかないですし、3式弾開発時の反対意見(対空用として効果が薄い)とする意見の内容を見ると、零式弾が3式弾より対空用としてbetterであるという内容でありますので。
舞弥
BUN
通常弾というのは日露戦争当時の3弾種のなれの果てで、戦艦用の汎用弾としては旧式の零式通常弾が登場するまでは、おそらく旧式の被帽徹甲榴弾があてられていたはずですが、実際にはほとんど搭載されていた形跡はありませんし、もちろん実際に使用した例も知りません。零式は時計信管を採用しているのがポイントですがこれは明らかに対空用途を意識しての物で、実際に対空弾としての用途がほとんどでした。零式弾と3式弾の違いを大ざっぱに言うと破片効果と焼夷効果の差です。通常弾が零式はおそらく3式弾と同じくガダルカナルの砲撃当時はまだそんなに生産されていず、配備もされていなかったと断言していいと思います。金剛の3式弾も榛名の零式弾も作戦前に初めて搭載されたものです。
本来の質問に戻ると、重量自体は91式徹甲弾とほぼ同じですが、炸薬量は大きく違います。徹甲弾は砲弾重量の2〜3%の炸薬量が標準と言われていますが零式の場合は10%程度のようです。
各口径別の砲弾重量と炸薬量と炸薬比を下に並べます。91式のですが零式のはここから類推してください。
46cm 1460kg 33.85kg 2.32%
40cm 1020kg 14.888kg 1.46%
36cm 673.5kg 11.102kg 1.65%
20cm 125.85kg 11.102kg 1.65%
15.5cm 55.87kg 1.152kg 2.00%
舞弥
時計信管(というか日本海軍式に言えば時限信管)+破片効果というのは、なんというか普通の高射砲と同じです。
レイテ戦での長門の戦闘詳報を見ると、主砲は対空戦に3式通常弾84発、水上戦で1式徹甲弾4型45発を使用。副砲は対空戦に零式通常弾520発、水上戦に被帽通常弾改2を92発使用しています。50口径14cm被帽通常弾改1とか改2とかはオーソドックスな半徹甲弾に相当する物で、信管には弾底信管である13式1号信管を使っています。念のため書くと13式とはいっても中口径通常弾用の1号は遅延なしの即動です。
こんなもんでいいですか。
舞弥
半徹甲弾についてですが、「海軍砲術史」(海軍砲術史刊行会)に書かれている「半徹甲弾」は46cmまで存在する様なので(357ページ一覧表)、46センチ砲まで旧弾薬があったとも思えませんし、半徹甲弾という用語はやはり、零式弾を指しているのではないかと思うのですが?あるいは46センチには九一式、三式、零式の他に弾種があったということなのでしょうか?
BUN
爆弾や砲弾の炸薬量比というのは
爆弾>りゅう弾砲りゅう弾>かのん砲りゅう弾>カノン砲徹甲弾
になると思いますが、どのくらいまで炸薬量を上げられるのでしょうか?
機雷の威力を考えてみると戦艦主砲の炸薬量を目一杯まで上げて10トン近い
炸薬を標的の周囲に至近弾として投射すれば、爆圧や衝撃波で水密隔壁や精密機器の損傷が起きて直撃に寄らずとも大きな損害を与えられるような気がしますが?
Navy
の至近弾でもそれなりに影響を及ぼしているので、炸薬量が多い弾種で
あれば効果を期待できるかも知れません。
しかし、対艦艇用の弾種として見た場合。万が一、敵艦に直撃した場合
の効果を考えれば本末転倒という感は否めませんが(^^;;
takukou
直撃は直撃で酷いことになりますよ、たぶん>日本海海戦とかね
徹甲弾だけに拘るのもなんだかなぁと思います
SUDO
でも、日本の戦艦って結構敵の爆弾の直撃受けてるじゃないですか?
しかし、損害軽微にして戦闘航海に支障無し。とかで済んでる。
あれが、榴弾に相当するかな、っと。しかし、徹甲弾だとすれば、そ
うはならないんじゃ?(でも、爆弾の至近弾での損害もあるんだよな
ぁ、結構)
装甲がろくに無い、巡洋艦以下の艦種だと徹甲弾よりも榴弾の方が
有効なのは勿論ですが。
takukou