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こちらに質問するのは初めてです。 旧日本陸軍の重機関銃でお馴染みの給弾システム『保弾板』ですが、歴史やメカニズム、メリット&デメリットが今一よくわからないので、ご存じの方がいらっしゃればご教示いただけるとありがたいです。 ちなみに僕が知っているのは、ホチキス(オチキス)機関銃で使用されたということくらいです・・・ ブラック・タロン |
発明はオチキス社の誰かでしょう。
イタリア軍でもフィアット・レベリ重機の第一次大戦型(制式年号忘れました)では使ってました。
要は、小銃のクリップを長く伸ばしたようなものです。
日本とフランスしか使ってない(イタリアはベルト給弾に変更)ものですから、あんまり魅力的でないものなのでしょうが…。
強いて言えば、準備が楽ということでしょうか。
ベルトの場合、布ベルトではフィーディングマシンが必要ですね。手で1発ずつこめては不ぞろいになってジャムってしまいます。メタルリンクも同様の理由で工場でベルトにしておく必要があります。(給弾ベルトの状態になって補給されてくる)
保弾板ならば、バラ弾を戦地でずいっと並べてやるだけでOK。
デメリットは、一銃あたりに保弾板がたくさんないと持続的な射撃ができないことでしょうか。
何しろたったの30連発ですから、重機としては火力(制圧力)に不安があります。
フランス軍が使いつづけた理由は全くわからない(あったから?)ですが、日本軍の場合は、南部さんの趣味と、陸軍が重機をある意味狙撃兵器と勘違いしていたためでしょう。
まなかじ
ささき