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231 兵隊が野営する時にテントとかシュラフとか使うんですか?
東方不敗

  1. 露営はむしろ例外だと思います。野宿の常識では真夏でもテントを張るか、最低限ビニールシートで屋根を作ります。たとえ雨が降らなくても、朝夕の寒暖差で結露して何もかもグッショリ濡れてしまうからです。
    「塹壕で銃を抱えたまま泥のように眠る」という表現もありますが、こうった夜の過ごし方は戦闘中にごく短期間続くだけでしょう。いくら頑健な兵隊でも、テントも毛布もシュラフもなく何日も何週間も露営を続けたら身体が参って戦闘どころじゃなくなってしまいます。
    私は兵隊になった事はありませんが、戦記を読むと前線における兵隊というのは普通に考えられているほど忙しいものではなく、むしろ待機に次ぐ待機で延々と暇をもてあまし、突然移動やら戦闘が始まって眼が回るほど忙しい状況が2、3日続いた後は、また何時終わるとも知れぬ退屈な日々に戻るようです。
    ささき

  2. 私も高校生の頃、山岳同好会に入ってましたが、テントやニッカーズボン等、山岳用品の多くはもともと軍隊用に作られたものだったのではないでしょうか。ドイツ山岳猟兵の装備に関する本を見ていたら、ハーケンやザイルなどの岩登り装備は、現在の登山用品店で売られているものとほとんど違いません(材質は向上しているのだろうが)。
    アリエフ


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