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↑は好意的な解釈ですが。 生産している企業が限られていて競争がない。下請けが天下り企業。自衛隊産業は公共事業と同じで、ここに使われる予算でもうけている人が大勢いるといる、というのがほんとではないかと思っています。(昨年いくつか摘発されていましたね) sso |
sso
BUN
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それで下の3.のあず吉さんと一緒ですけどもう少し詳しく。
仮に戦車で考えると、全体の調達数を増やせば開発費の1両あたりの負担金は安く
なります。そして年間調達数を量産ラインを組める程度に増やすと流れ作業的に
製造出来て1両の製造にかかる人件費や製造機械の占有コストを安く出来ます。
(絶対数を増やし単位時間当たりの製造数を増やせば、開発費、人件費、製造機械
の占有コストの3要素でコスト減が出来る訳です)
あとは原材料の値段ですが、少数を長期に仕入れるより一度に大量に仕入れた方が
単位当たりの調達価格は安くなる(筈です)
で!、自衛隊の国産兵器は全て上の安く作れる条件の逆を行ってる訳です。
ついでに自衛隊の兵器生産のみで成り立ってる企業は希の筈ですから、多くは民需
品の製造・販売の片手間に自衛隊向けの部品製造・販売を請け負っている訳です。
自衛隊の兵器生産は少数・長期生産が特徴で、しかもろくにマイナーチェンジもし
ませんから部品の供給体制はモデルチェンジが早い民需品とは異質な供給体制を
要求されます。
ここに軍用規格なるものとは別な面での自衛隊向け「特別価格」が入り込む予知が
生じます。
で、そんなこんなで調達されたパーツ、パーツをこれまた割高な方法で組み上げて
形にする訳ですから、安く上がるもんも上がらないでしょう。
(あくまで一般論ですけど)
佐藤利行2000
から仕方がないのです(^^;
(ええ、ご不満があるのは重々承知ですが、多少は甘い汁を吸わせてやらないと
関連企業もやってられんでしょう。ただし官民一体となって度が過ぎる甘い汁
を吸っている場合は外部から容赦なく摘発されなければなりませんけど)
コストを下げるには調達数を増やして適度にマイナーチェンジやモデルチェンジ
を繰り返す事ですが(ただし、それでも民需品と一緒にはなりませんけど)
武器輸出はこの面での改善を期待出来るし(最初は厳しいですけどね)、競争原理
が働けば様々な面でコストダウンを企業サイドで努力するでしょう(今はこの努力
が欠如してます)
ただし個人的には人殺しの武器輸出には反対ですけど。
佐藤利行2000
sso
NIM
はたの
契約内容さえ守れば確実に利益が保証されるし、契約が切れても余程の事がない
限りは再契約が保証されてるからリスク背負ってコストダウンしようなんて意識
が芽生えないんでしょうね。
民間市場だと競合会社がごまんといるからコストダウンしないと競争力が無くなる
防衛産業はメーカー毎に役割分担されていて競合相手がいない、契約は一般競争契
約よりも指名競争契約や随意契約が主体で、いったん契約とって実績作れば後は
甘い蜜が吸えるんで契約とるのに接待や賄賂とかが横行するんだろうなあ。
防衛庁が調達改革で競争原理の導入や契約の透明性とか、国会でも「一般競争契約
へ転換しろ」とか色々と言われてるみたいですけど、肝心のそれを管理する役人が
甘い汁すすってるんだから真剣に進みやしないし。
(うる覚えだけど、予定より安く作った企業には報奨金を出すみたいな制度の導入
を言ってませんでしたっけ?)
ちなみに「調達改革の具体的措置について」のポイントだそうです↓
http://www.jda.go.jp/
佐藤利行2000
佐藤利行2000