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陸上自衛隊でも使用している120mm迫撃砲RTには「対軽装甲弾」なる弾種があるそうです。 これは一体どういった仕掛けの弾なんでしょうか?間接射撃で移動目標に直撃を期待する のは無謀だと思うのですが(特に弾を潤沢に使用できない陸自の場合)誘導されていたり するのでしょうか? けい |
itou
ささき
yuji
まあ間接砲撃による車両阻止は判るのですが、わざわざ別弾種とする以上通常のHEじゃないわけですよね。
どんな弾頭なんでしょう?SAP?HEAT?どちらにしても直撃を期待する以上相当な弾幕を張る必要があり
そうで、有効な射撃をできる程度の弾薬量を準備できているのかというあたりが疑問でして。(通常は
HEとかSmokeをメインに使用するでしょうし)これが15Hクラスなら爆風効果範囲や弾片の破壊力も迫撃砲
とは違うでしょうからHEでなんとかなるんでしょうが。
>2
やはり陸自が使用しているL16 81mm迫撃砲にはマーリンなる誘導弾がありますね。
>3
わたしもこの記事は見ました。でもRTって歴史古いですから。以前装備年鑑を遡って
調べたことがあるのですが、陸自のRT装備開始と同時にこの弾種が登場していたと
記憶しています。以前からあったんでしょうかね?
けい
スウェーデンの120mm迫撃砲用ストリクス対装甲砲弾はIRセンサーとHEAT(加えて射程延長用のロケット付らしい)で
対装甲能力を保持しているとあります。
◯塚◯古
◯塚◯古
(N)
「世界の最強地上兵器」(成美堂出版)に120mm迫撃砲RT用のカーゴ式砲弾(地域制圧砲弾)の写真が載っていましたが、残念ながら開発年度は記載されていませんでした。
yuji
まず 1975 年ドイツ製 Bussard 120mm 対戦車迫撃砲弾。弾頭にレーザー検出装置があり、地上からのレーザー照射によって誘導されます。
続いて 1990 年スウェーデン製 Strix 120mm 対戦車迫撃砲弾。赤外線によって熱目標に誘導されるタイプですが、ミリ波レーダーを積んだ発展型もあるようです。
自衛隊でも使っているという 81mm Merlin はイギリス製で、これはミリ波レーダーを積んだ Fire&Forget タイプです。一発あたりの単価が高く、本国イギリスでは予算の関係で実戦配備が見送られているとか。
アメリカにはボーイングが開発した 120mm FOMP(Fiber Optic Mortar Projectile) と 81mm IPAW(Infantry Percision Attack Weapon)があります。弾頭にカメラが付いており、光ファイバーで弾頭からの映像を射手に送って誘導するシステムです。
どれも弾頭は成形炸薬を使っており、装甲の薄い戦車上部を狙うので MBT 級でも破壊できる、と評価されています。
ただ実戦での戦歴がなく、安いことが取り柄の迫撃砲にこんな高い弾種を揃える必要があるかどうかは議論が分かれているそうです。
ささき