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153 陸上自衛隊でも使用している120mm迫撃砲RTには「対軽装甲弾」なる弾種があるそうです。
これは一体どういった仕掛けの弾なんでしょうか?間接射撃で移動目標に直撃を期待する
のは無謀だと思うのですが(特に弾を潤沢に使用できない陸自の場合)誘導されていたり
するのでしょうか?
けい

  1. 15HとかならCLGPの弾種もありますが迫撃砲にはないでしょう。1発必中はありえませんが、基本的には数を撃つ物でしょう。もともと迫撃砲等の間接射撃の弾幕で装甲車両を阻止する事は昔から普通に行われているので別に不思議はないと思われます。
    itou

  2. IAN HOGG の著書「TANK KILLING」のラストの方で迫撃砲から撃てる対装甲弾について言及されていたのですが詳細を覚えていません…また図書館に行く機会があったら調べておきますので気長にお待ちを。
    ささき

  3. 軍事研究(1999年7月号)のミリタリー・ニュースに紹介されていた、収束爆弾の様に子弾(対人/対装甲兼用擲弾)を放出する迫撃砲弾ではないでしょうか?。
    yuji

  4. >1
    まあ間接砲撃による車両阻止は判るのですが、わざわざ別弾種とする以上通常のHEじゃないわけですよね。
    どんな弾頭なんでしょう?SAP?HEAT?どちらにしても直撃を期待する以上相当な弾幕を張る必要があり
    そうで、有効な射撃をできる程度の弾薬量を準備できているのかというあたりが疑問でして。(通常は
    HEとかSmokeをメインに使用するでしょうし)これが15Hクラスなら爆風効果範囲や弾片の破壊力も迫撃砲
    とは違うでしょうからHEでなんとかなるんでしょうが。

    >2
    やはり陸自が使用しているL16 81mm迫撃砲にはマーリンなる誘導弾がありますね。

    >3
    わたしもこの記事は見ました。でもRTって歴史古いですから。以前装備年鑑を遡って
    調べたことがあるのですが、陸自のRT装備開始と同時にこの弾種が登場していたと
    記憶しています。以前からあったんでしょうかね?
    けい

  5.  マーリンは終末誘導のHEAT弾(方式は下記のストリクスと基本的に一緒)だそうです。RT用かどうか分かりませんが
    スウェーデンの120mm迫撃砲用ストリクス対装甲砲弾はIRセンサーとHEAT(加えて射程延長用のロケット付らしい)で
    対装甲能力を保持しているとあります。
    ◯塚◯古

  6. ↑「恐らく陸自の「対軽装甲弾」も同じようなものでは無いのでしょうか」と付け加えるのを忘れておりましたf(._.)。
    ◯塚◯古

  7. 特に根拠はないですが、貫通力の高い弾片をばら撒く爆発成形弾頭(自己鍛造榴弾)を用いた弾種では?
    (N)

  8. 3.の補足:
    「世界の最強地上兵器」(成美堂出版)に120mm迫撃砲RT用のカーゴ式砲弾(地域制圧砲弾)の写真が載っていましたが、残念ながら開発年度は記載されていませんでした。
    yuji

  9. もう質問者の方も忘れた頃でしょうが(^_^;)調べてきました。
    まず 1975 年ドイツ製 Bussard 120mm 対戦車迫撃砲弾。弾頭にレーザー検出装置があり、地上からのレーザー照射によって誘導されます。
    続いて 1990 年スウェーデン製 Strix 120mm 対戦車迫撃砲弾。赤外線によって熱目標に誘導されるタイプですが、ミリ波レーダーを積んだ発展型もあるようです。
    自衛隊でも使っているという 81mm Merlin はイギリス製で、これはミリ波レーダーを積んだ Fire&Forget タイプです。一発あたりの単価が高く、本国イギリスでは予算の関係で実戦配備が見送られているとか。
    アメリカにはボーイングが開発した 120mm FOMP(Fiber Optic Mortar Projectile) と 81mm IPAW(Infantry Percision Attack Weapon)があります。弾頭にカメラが付いており、光ファイバーで弾頭からの映像を射手に送って誘導するシステムです。
    どれも弾頭は成形炸薬を使っており、装甲の薄い戦車上部を狙うので MBT 級でも破壊できる、と評価されています。
    ただ実戦での戦歴がなく、安いことが取り柄の迫撃砲にこんな高い弾種を揃える必要があるかどうかは議論が分かれているそうです。
    ささき


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