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152 従来型のアサルトライフルを使うメリットはなんでしょう。
すぎお

  1. すみませんが質問が不明瞭なので補足願います。「従来型←→現行・未来型」の組合せとしては
    機関部前置型(用語?)←→ブルパップ
           薬莢使用←→ケースレス
       セミ・フルオート←→3点バースト登載
           金属主体←→複合材料使用
    等ありますが、一体どれでしょうか?
    Schump

  2. 機関部前置型のことです。すいません。
    すぎお

  3.  基本的には兵士の教育の問題です。

     諸外国では日本ほど左利きの比率が低くありません。(比率的には同じらしい
    のですが、日本の場合は矯正される率が多いということらしいですな)

     コンベショナルな形式のライフルでは問題になりませんが、ブルパップライフ
    ルは射手の利き腕を選ぶのです。
     ちょっと想像して見てください。AUGでもL85でもなんでもかまいません。
    ブルパップ形式の銃のグリップを左手でもって左利きの人と同じように構えて見
    てください。どうですか?ストックに頬付けした顔にエジェクションポート(排
    莢口)が当たるでしょう?コレでは射撃できないことは明らかですね。

     イギリスやフランスでは左利きの兵士を射撃だけ右利きと同じように教育して
    いますが、人間腕だけでなく目にも利き目というのがあり、たいていは利き腕と
    同じ側です。銃を構えるだけならいざ知らず、一番微妙なサイティングの際にだ
    け利き目をかえるというのは、はっきりいって並み大抵のことではありません。(御自分の利き目を矯正しようとして見れば、コレがどんなに困難なことかお分
    かりになろうかと思います)
     いきおい右利きの兵士に比べて訓練の効率も悪くなるし、効果も上がらないの
    は自明でしょう。

     つまりブルパップライフルは左利きの兵士のハンディキャップとなり、訓練の
    効率が非常に悪くなるのです。そして、それは最終的に実戦の戦果にまで影響す
    ることになります。
     これがブルパップの最大の欠点であり、いまいち普及しない最大の原因です。

     AUGはこの点を克服すべく、分解してボルトの左右を入れ換えるだけで排莢
    方向を変更できる設計になっていますが、そうすると今度は戦闘中迂闊に戦友の
    銃を借りられないなど運用や管理の面で不具合があり、結局オーストリア軍もこ
    の仕掛けを使うことをやめ、今は左利きの射手を右利きと同じように訓練してい
    るようです。

     この問題を克服するにはP90のように排莢方向を下にするしかないのですが、
    この形式だと必然的にマガジンの配置が問題になります(P90は特殊な短小弾
    だからあの配置が可能なのです)し、結局ケースレス弾薬の出現までは解決され
    そうに無い問題であろうかと思われれます。

     以上長文にお付き合いいただきありがとうございましたm(_ _)m
    すいか

  4. 排夾方向の問題は既に丁寧な解説があるので、他の理由をあげると、照準線が長く取れないという欠点があります。フロントサイトとリアサイトの距離が短いので正確な照準が出来ないために多くのブルパップ式の銃ではスコープ式の光学サイト付属になっています。これがコストを押し上げたり、破損しやすいという点が嫌われている訳です。着剣できない(正確にはできるけど非実用的)というのも理由の一つでしょう。
    itou

  5. あと、トリガーメカニズムが長くなるので、トリガープルが粘っこくなってシビアな射撃には向きにくい、ってのもありますね。
    確かに銃身長的には有利なんですが・・。

    WA2000とか、バレットの.50ライフルとかはどうなんでしょう。
    少量生産の狙撃銃だから、工作精度と材質でカバーしてるのかな?
    revi


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