QQCCMMVVGGTT
150 第二次大戦期の旧海軍の魚雷の推力ってどうやって発生するんでしょうか?
それと、どうやって艦隊まで誘導されるんでしょうか?

サンダーボルト

  1. 推力は、内蔵した動力でスクリューを回して発生させます
    エンジンの形式は色々有るみたいですが
    大戦中は電気モーターか各種エンジンが主流で
    後者が一般的でした

    誘導はドイツなんかでは音響誘導を用いましたが
    大抵の魚雷は無誘導です
    実は、まっすぐ進ませるだけでも結構大変です

    SUDO

  2. 旧海軍という言い方からして、日本海軍の事だと解釈してお答えすると、推力はスクリューを回転することによって生じます。スクリューを駆動する機関としては空気や酸素を酸化剤、燃料に石油を使うレシプロエンジンか電池−電動機の2種類があります。
    日本海軍はホーミング魚雷は使っていないので「誘導」はされません。発射されたらただ直進するだけです。
    itou

  3. ちなみにレシプロと言っても蒸気(レシプロ)エンジンですので。(米海軍は蒸気タービンなど使っておったようですが)
    (N)

  4. もひとつ質問したいのは、第二次大戦期の日本海軍の艦上攻撃機は
    どういった構造で魚雷を放ち敵艦に命中させてたんでしょうか?
    サンダーボルト

  5. 構造もなにも、低空低速で飛びながらザブンと落とすだけのはずです。いくら低高度といっても高度20〜30mはあるので、魚雷は一度深く潜ってから再び浮上して水面直下を直進します(だから投下が近すぎると艦底をくぐってしまう)。
    水深の浅い真珠湾では通常の雷撃を行うと魚雷が海底に刺さってしまうので、着水と同時に飛び散る制動板(制式名忘れた^^;)を魚雷に付けて沈まないようにしていました。
    ささき

  6. 「命中させる」点については、敵艦の未来位置を測定する雷撃照準器というのが装備されています。まぁ簡単に言えば分度器みたいな仕組みで、敵艦の速度と方向をダイヤルで設定して照準を合わせ正しい距離で魚雷を落とせば、未来位置で魚雷が命中する仕組みになっていました。
    ただ敵艦も馬鹿ではないですから回避行動を取るので、雷撃機は敵艦の進路上に散開してどちらに逃げてもどれかの機の雷撃線が敵艦に当たるようにします。激しい対空砲火の中で重い魚雷を抱いて水面すれすれの低空を低速で飛び、散開した編隊が雷撃位置に付くには猛訓練が必要で、しかも実戦では容易なことではありませんでした。
    駆逐艦等の雷撃照準も基本的には同じですが、距離が桁違いに遠いので扇形に何本も発射して敵の未来位置を包み込むようにします。
    ささき

  7. >「命中させる」点については、敵艦の未来位置を測定する雷撃照準器とい
    > うのが装備されています。

    元の質問が「艦上攻撃機」なのでこれはこれで良いのだと思うのですが、同
    じ雷撃でも陸上攻撃機の場合、初戦期では主・副の二名の操縦員がいて、主
    操縦員が雷撃照準をするのに、主操縦員が敵艦の速力に応じて副操縦員が雷
    撃照準用のプレート(?)を差し替えたりするなんてのを、何かで読んだ覚えが
    あります。たぶん、そいつは速力に応じて異なるものが用意されていたのだ
    と想像しております。
    今泉 淳

  8. 日本の93式酸素魚雷は点火のさいには圧縮空気を使用し、その後純酸素含量を増やしていくシーケンスで火力を増大しています。燃料は石油で加熱ガスにさらに外部から海水を導入して混合し、直接加熱蒸気・燃焼ガスをレシプロ機関に導入して回転力を引き出します。排気されたガスは水と炭酸ガスのミックスなので海水中で容易に分散して海面に気泡をほとんど見せません。
    一説には61サンチ酸素魚雷は36ノットで50000m、50ノットで1万mの射程だと聞きます。炸薬は450kgTNTだったような、、、。
    Navy


Back