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漠然とした質問で申し訳ありませんが、旧陸軍の擲弾筒は英米の連合軍を相手にしたとき、効果のあるものだったのでしょうか。 H.H. |
無線一本で15榴とか飛行機呼べる連合軍と比べられる物ではないでしょう
SUDO
鹵獲した敵軍が足に乗せて撃ったので骨折したとか・・・
J
Schump
発揮したようです。発射音、爆発音も大きく、ちょっとした大砲と見せかけ
る事も可能だったようです。純粋に歩兵同士の戦闘では強力な支援兵器と
なり、支那戦線では大活躍だったようです。
K's
最初の一回は驚いたのか撃退に成功し「やった、やった」と喜んだけど、
二回目からはあっさり蹂躪されてしまったそうです(T_T)
ささき
itou
大砲はあっても牽引車がない、牽引車があっても通るべき道がない、
道を作りたくとも建設重機がない…。いきおい歩兵携行火器に頼らざるを
得なかった日本軍にとって、擲弾筒は頼もしい「重火器」だったのでしょうね。
ささき
近年、チェコの60mmコマンドモーターMK98ナントカ(知ってる方教えてください)なんていう、どう見ても旧軍の擲弾筒にしか見えないもんもでてますんで、それなりに役に立つのではないでしょうか。(なんといいっても携帯性はいいですから)
ぺんぎん
運用上の柔軟性が非常に大きいと思います。軽量簡便安価で、配備数も非常に多い。小人数単位での運用ということから、弾薬の携行数がかなり限られてしまう点に難がありますが、弾薬の補給さえ継続的にできれば(うう、日本陸軍得意のタラレバ話)機関銃座の制圧などにはもってこいの兵器ですから、ガダルカナルの飛行場くらい易々と奪取できたでしょうに。
いつも、肝心なときには弾切れになっているのが重擲。ガダルカナルでも、コヒマでも。
まなかじ
ささき
朝鮮戦争で北朝鮮&中共軍の人海戦術に悩まされた米軍は、旧日本軍が保有していた携帯小型迫撃砲ともいえる擲弾筒のアイデアに着目し、ニブリック計画と呼ばれる新型榴弾の開発に着手します。これによって生まれたのがかの40mmグレネード弾で、M79はこの弾を発射するランチャーとして開発されました。
今や、40mmグレネード弾は西側各国に普及しつつあります。陸自でも使い始めました。
本題。日本軍の擲弾筒は、歩兵分隊の補助火器という位置付けであったため、専用の弾薬運搬手段が設定されておらず、運べる弾薬数には制限がありました。このため、擲弾筒を撃ちまくるような戦法は取れませんでした。擲弾筒を集約して部隊レベルで組織的に運用すれば、今のクラスター爆弾に似た地域制圧力を発揮できたかもしれません。
B・T