QQCCMMVVGGTT
105 突撃なんたらやら駆逐なんたらの好きなドイツ軍兵器ですが、このなかに突撃銃という呼称がありますがこれはいったいどういう目的を持った銃のことをいうのでしょうか?
sso

  1. ボルトアクションライフルは1Km以上の有効射程を持ちますが発射速度が遅く、ライフルと同じ弾薬を使う軽機関銃は長射程で連射が効く代わりに重量が重く(10Kg近くある)、拳銃弾を使う短機関銃は軽い代わりに射程が短い(200m程度)。ということで、これらの隙間を埋める軽量自動火器を開発し歩兵の制圧火力を全般的にアップするのが突撃銃本来の目的です。もちろん突撃時に便利な兵器ではありますが、この「突撃」という名称はむしろヒトラーに生産承認を得るためあえて勇ましい名前をつけたのではないかと推測しています(ささき)
    ささき

  2. いわゆる自動小銃ですよね。7.92×33という専用弾薬(弾頭はモーゼルKar98等と同じ。薬莢を短くして撃ちやすくした。)を使用してます。同弾薬は後にソ連でAK47系統の7.62×39の基になってます。
    ソ連は戦争中にPPSh41系列の短機関銃(7.62×25という強力な拳銃弾を使用して有効射程400m近い)を活用しているので突撃銃思想を正しく継承しています。対して西側は7.62×54というフルオートで撃つにはきつい弾薬を作ってしまい(FAL、M14等使用)、ベトナム戦争初期において(新5.56×45弾薬使用のM16の信頼性が確立されていなかったこともあり)「AKショック」を経験することになります。
    Schump

  3. ↑校閲。「継承しています。」→「継承する素地がありました。」
    また、7.62×25は、元々モーゼルミリタリーの専用弾薬で、コピーされてトカレフの弾薬になっています。
    Schump

  4. ↑M14は異端児ですね。強力な.308NATO弾薬を秒間10発以上も撃つくせに銃肩形状はセミオートのM1ガランドのまんま。アサルトライフル(突撃銃)の何たるかを深く研究せず、ただM1をフルオート化しただけの銃に思えます(ささき)
    ささき

  5. まったくもって.308NATO使用のアサルトライフルにはまともなものがありません。FALも結局は実践でフルオート射撃されることはほとんどなく(反動きつすぎ)、M14は上記の通り。我等が64式にいたっては、(信頼性と実用性の話は置いといて)「フルオートで壁に字が書ける」とはいえ、それは重量過大に弱装弾の組合せによるもの(米軍と弾薬共用できない!)で、まやかし兵器の誹りを免れえません。その点ソ連は.308NATOより少し強力な7.62×56を狙撃銃や軽機関銃にのみ割り当ててます。
    あ、シュツルムゲヴェールの弾薬は7.92×33だ。
    Schump

  6. .308NATOのアサルトライフルですが(大量採用されてはいませんが)AR10はどんなもんでしょうか?直銃床でフルオート時のコントロールも容易なように思いますが。
    まぐまぐマグロ

  7. 64式の弱装弾というのは賢明な選択じゃないかという気もしますね。銃の出来映えは別の問題として。
    ハヤブサ

  8. 64式という銃は小銃というより、軽機の小型軽量、全員装備化なのではと考えてしまいます。オープンボルトの自動小銃は戦中の軽機の不調の経験から生まれた「夢の軽機」なのではないでしょうか。
    BUN

  9. 戦中戦後、軽火器の設計制作にたづさわった津野瀬氏の「まぼろしの自動小銃」には
    64式小銃は銃身命数や機関部の耐久性が高いので、長銃身に取り替えて40ー60発大形弾倉を標準にして
    分隊支援火器として長く使えばいい、とか記載してました。弱装NATO彈があまっているのかもしれませんが
    89式と併用するのは前線での補給の面で難しいような気がしますな。
    Navy

  10. 64式で思い出しましたが、月間GUN誌によると最近陸自内で62式機関銃の評判が上がっているとか。
    その理由がMINIMIは跳弾しやすく命中精度も悪い・・・とか言うことらしいです。命中精度はともかく跳弾しやすいのは弾が違うんだから当たり前なのに(^^;
    おかげで62式を延命しようとか言っているらしいですが、だったらいっそのことFN・MAGにした方が・・・とも思いますがねぇ。米軍と共通化もできるのでいざと言うとき有利なような気もしますし。
    まぐまぐマグロ

  11. 62式は銃身クロムメッキで銃身だけは命数が高いから、FN/MAGへの更新は現実的には無理でしょう。でも欲しい!FN/MAG!
    ハヤブサ

  12. 62式機関銃の評判が上がるのって変な話ですね。
    銃器なんてものは(特に自動火器は)、まず射撃中に装弾不良や故障が起きない事が兵に信頼される
    一番の要素と思っていましたが・・・・日本の歩兵さんは自分の銃が戦闘中に故障する可能性より命中
    精度や跳弾の方を気にするのかな?

    佐藤利行

  13. ↑まったくの推測ですが、実弾演習では弾をばら撒くようなことはせず、数点射でどれだけの得点を取ることが出来るか、という風に訓練されているのでは?
    もしこうだと信頼性よりどれだけ命中するかという方が重要なのかもしれませんが・・・もし「実際と違う!」と言う方おられましたらフォローしてください(他力本願ですみません)
    まぐまぐマグロ

  14. 点射は自動火器射撃の基本です。実戦ではともかくどこの国でも教育は点射で無駄な弾薬消費を抑えるように教育します。
    我が陸上自衛隊は有名な「六発連射」(射撃しながら口でこの呪文を唱えるとちょうど6発点射できるらしい)。発射速度の早いMG-1(MG-42の7.62mmNATO版)を使用するドイツ軍は何発だか忘れたけど点射。点射と言っても62式がダッダッダという感じならMG-1はダダッという感じらしいですけどね。
    ただアメリカ軍は派手に射撃訓練をするそうだからちょっと事情か違うかもしれないです。対照的に陸上自衛隊の実弾射撃訓練は射撃訓練というより体験射撃レベルに近かったりするから、旧陸軍もそんな感じだったかもしれないです。
    ハヤブサ


Back