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90 よく多くの本で初速が高いとか書かれていますが初速はほとんどの場合最も高いので弾速と書くべきではないでしょうか?初速が高いとはロケット弾くらいにしか役に立たないのでは?(J)

  1. 最高弾速(=初速)を示すことにより火器性能の目安を記していると考えてください。弾速を論じるとなると距離や弾頭重量や弾頭形状に左右されて火器性能の話だけでは済まなくなってしまいますので(ささき)


  2. ロケット弾に初速はあんまり関係無いような・・・?


  3. いや、近い所で発射した場合もあるので。


  4. ん?、推力を持たない弾丸では砲口を出る時の速度が重要な筈です(これが初速ですよね)、いったん砲口から押し出された後の弾速は飛距離に応じて変化し一定しませんから表記が難しいでしょう。むしろロケット弾の方は自らの推力で加速し一定距離で最大速度に達するので、これに初速を使うのは適当では無いと思いますが?


  5. 表現が分かりにくかったです。言いたかったのは、「―この野砲は高初速だから戦車に強い―とか書いてある文を良く見かけるけれども、至近距離での射撃でなければあまりその武器の強さの説明になっていないから、高弾速なので強いと書くのはどうか?」なのです。失礼しました。


  6. ↑?ますますわかりにくくなりました。
    同じ弾丸なら初速の速い遅いで強さが決まりますし、初速を無視
    できるほどの遠距離なら貫通力が低下して使い物にならない
    (有効射程を外れる)ですし。

    SADA

  7. 同じ弾丸であれば、初速の高い砲で撃ち出された方が威力がありますし、
    同じ初速の砲であれば、より重い弾丸を撃ち出せた砲の方が威力があります。

    だから、砲の口径と初速が強さの基準になるのです。

    ロケット弾も同じ事。ただ、ロケット弾の速度は、推進用の火薬の燃焼に
    よって得ていますので、発射後は加速を続けます。
    初速はあまり関係ありません。
     同じ弾だったら、貫通力は命中寸前の弾の重量と、その時の速度に
    よって決まり、標的までの距離によって威力の強弱はある程度変化します。
    燃焼火薬を使いきってしまうと、あとは通常の弾丸といっしょで、空気
    抵抗によって徐々に減速します。

    SADA

  8. でもロケット弾を数十メートル以内から撃った場合は初速が低いと威力も弱いですし・・・まあ、超接近射撃用の高初速のはあまりないでしょうけど。


  9. ↑↑↑と↑↑大口径高初速と書かれている場合はいいんですが、ただ高初速と書かれている場合があったもので。その本は初心者用のなので初速で全て決まるみたいな書き方だと混乱しそうでふさわしくないと思ったのです。初速についてよく知っていればいいんですが。


  10. 「通常形式の砲で同じ弾丸」なら初速が全てです。
    ロケット弾こそ初速は無視していいのです。というか、ロケットの
    初速ってそもそも何?(笑)0じゃん。

    ロケット弾は物理学の、等加速度直線運動です。
    (実際には空気抵抗が有るし、推力と空気抵抗の
    釣り合ったところで等速直線運動になるけど)

    推力/弾重量を加速度a、初速をbとすると、
    速度vは
    v=at+bで求められますよね。
    (但し、t:発射直後からの時刻)

    通常、ロケット弾はパイプなどの中で点火され、
    自分の推進薬を推力にして加速していきますので、
    bは0といえます。

    SADA

  11. もしかしてロケットの場合は点火の瞬間が発射で、薬莢式の砲の場合は砲口を出た瞬間が発射なのですか?だったらロケットの初速は0だけど。


  12. 「薬莢(カートリッジ)」って言うのは装薬(弾を発射するときに燃やす火薬)を金属(あるいは、何か硬いもので)出来たケース(カートリッジ)に入れたものです。弾丸と薬莢が固定されているものを「固定式」、別々になっているものを「半固定式」と言います。拳銃や小銃、機関銃(砲)、戦車砲、高射砲なんかは大概これです。これと別に、装薬を布の袋に入れた「薬嚢(やくのう)」を使う火器があってこれは「分離式」とか言います。砲兵の装備している野砲や、戦艦の主砲なんかは大概こっち(ビスマルクの主砲が例外的に「薬莢式」だったのは有名ですが)。
    (N)

  13. ところで、質問で言ってるロケット弾の初速って、どの速度の事を言ってるの?
    (N)

  14. 発射直後のです。だんだん速くなりますが、近接目標を撃つ場合は近ければかえって弱くなるので。まあ、今は技術が進んでるから大変な差はでないだろうけど。
    J

  15. すみません、ロケットの発射直後って言うのがいつのことかわかりません。何か物理的、機械的に定義できるものなんでしょうか?
    (N)

  16. ロケット弾で貫通威力を追求する例ってありましたか? ロケット兵器の場合は、まず成型炸薬を使って貫徹力を得ているはず。(デュランダルなんかは加速に重力の助けがある)ロケット弾の貫通力と飛翔速度の間には、ほとんど関係がないのでは? 命中率には非常に関係してきますが。
    まなかじ

  17. なんとな〜く思うんですけど、Jさん、初速と存速がごっちゃになってるのと違いますか?(まなかじ)
    まなかじ

  18. ↑↑う、そうだった(汗)ロケットは成型炸薬で貫徹力を得てます。
    ところで、こいつの原理のモンロー効果って、いつ頃見つかったんでしょ(SADA)
    SADA

  19. そいや、最大射程だと中遠距離より着弾速度高いんですよね
    (成層圏まで上がるので、空気抵抗が減り、重力落下で再加速する)
    大仰角、高初速、大弾重の大型艦艇用の場合のハナシですが
    って混乱させてどうする(笑)

    ロケット弾の初速ですが
    自力推進する弾頭に初速なんて関係ないでしょう

    モンロー効果は1880年代、アメリカ
    ノイマン効果は1920年代、ドイツ
    だそうです

    SUDO

  20. 存速ってなんですか?


  21. 何かの本で速度も少し関わるって読んだんですが。それに速い場合強くなるのはありえても弱くなるのはありえないでしょう。弾かれなければ。それに建物に撃つ場合は遅いと壁を突き破れない場合もありますし。


  22. 「存速」とは発射された後、飛行中の弾丸の速度です。初速より当然低くなり距離があるほど遅くなります。同じ初速で発射されても口径が大きければ空気抵抗が大きくて速度の低下が大きいし、弾丸の重量が小さいほど同じく低下が大きいです。


  23. ↑↑ロケット弾の場合はちゃいます。ロケット弾の貫徹原理は、
    モンロー効果です。弾の運動エネルギーで突き破るわけでは有りません。
    詳しくは過去ログ、質問番号11番をご覧ください。
    SADA

  24. 「速度も少し関わるって」いうのは何が何に関わるのでしょう?さっぱりわかりません。それから誰も「遅い方がいい」とは言ってないでしょう。高初速が弾道性能や威力に直結する運動エネルギー弾と違って、ロケット弾の場合は初速などどうでもいいのです。ただ命中しさえすれば。(成形炸薬弾の場合むしろ遅い方がいいのだが、Jさんがいよいよ混乱するのは明白なので詳しくは書かない)


  25. ↑↑モンロー効果ですか?対装甲以外のもなのですか?今は榴弾はないのですか?柔らかい建物の場合かえって弱いのでは?


  26. なんか最新兵器のことばかり言われてる気がしますが、ゲリラが手製のロケット弾を使うことも考えればやはり違う答えになるのでしょうか?


  27. 榴弾の場合は、いよいよ砲弾の飛翔速度とは関係がなくなってきます。瞬発信管をつけた榴弾は、目標の表面に着達した瞬間に爆発してしまいます。この場合、問題は炸薬量と弾片の出方ということになるでしょう。弾頭信管ならば尚更です。
    まなかじ

  28. え−と、あんまり質問の答えになっていませんでした(汗)
    もちろん、ロケット砲(MLRSなど)の砲弾は榴弾がメインです。成型炸薬を使うのは対戦車兵器のロケット弾ですね(対戦車ミサイルなど)
    しかし、どちらも砲弾の速度を重視しないという点では同じです。

    まなかじ

  29. ロケット弾に運動エネルギーでの貫通効果を期待できないのは、弾体を軽く薄く作らなければならないからです。自力で推進しなければならないので、あまり重くできないのです。重いものをロケットで運ぼうとすると、推進剤が余計に必要になり、またそのせいで重くなってしまうという悪循環を引き起こします。それを更に超高速に加速するとなると非常に時間と距離とを空費する上に推進剤も大量に必要なので、容易なことではありません。非常に極端な例ですが、アポロ宇宙船を打ち上げたサターンVの大きさを考えてみてください。
    まなかじ

  30. なんか、長文すみません(大汗)要するに、ロケット弾を高速でぶつけても、砲弾がひしゃげるだけです。
    おおもとの質問に答えると、つまり「初速」というのは「その砲弾をその砲で撃ち出す場合の最高速度」です。通常形式の砲においては、砲口を出た瞬間から砲弾は減速し始め、その減速の程度は空気の密度、風向風速、湿度、気温などによって一定しませんから、初速で表すのが砲弾の速度の目安としては最も合理的なのです。
    ロケット弾の「初速」については(初速=最大速度)ということを考えていただければ十分かと思います。ロケット弾の最大速度は推進剤が燃え尽きる瞬間に出ているのですから、発射地点のはるか先で出ることになります。つまり、「初速はゼロ、終速がV−Max」(惰性で飛び続けるのを無視すれば)ということです。皆さんが『ロケット弾の初速が無意味』と言ってらっしゃるのは、このことです。
    まなかじ

  31. なんか、長文すみません(大汗)要するに、ロケット弾を高速でぶつけても、砲弾がひしゃげるだけです。
    おおもとの質問に答えると、つまり「初速」というのは「その砲弾をその砲で撃ち出す場合の最高速度」です。通常形式の砲においては、砲口を出た瞬間から砲弾は減速し始め、その減速の程度は空気の密度、風向風速、湿度、気温などによって一定しませんから、初速で表すのが砲弾の速度の目安としては最も合理的なのです。
    ロケット弾の「初速」については(砲弾の初速=最大速度)ということを考えていただければ十分かと思います。ロケット弾の最大速度は推進剤が燃え尽きる瞬間に出ているのですから、発射地点のはるか先で出ることになります。つまり、「初速はゼロ、終速が最大速度」(惰性で飛び続けるのを無視すれば)ということです。皆さんが『ロケット弾の初速が無意味』と言ってらっしゃるのは、このことです。
    まなかじ

  32. ホントはこのぐらいまでは知っていて欲しいのですが

    基本的に、弾頭が運動エネルギーで目標を粉砕するモノなのか
    それとも化学エネルギーで破壊するのか
    これで速度等に対する考え方が変わって来ます

    一般に、運動エネルギーで破壊するタイプは
    対装甲貫徹を狙ったモノが多く、徹甲弾と呼ばれます
    装甲をぶち抜いた後に爆発するモノと爆発しないモノがあり
    前者は徹甲榴弾、後者を徹甲弾と分ける場合もありますが
    装甲を打ち抜くプロセスは同一で
    硬くて重たいモノを凄い速度でぶつけるだけです
    運動エネルギーは速度の二乗と質量に比例しますから
    弾速の速い方が有利で
    構造的に高速を稼ぎにくいロケット弾ではあまり見かけないですね

    化学エネルギーの方は
    判りやすく言うと、弾頭が爆発して、それで目標を破壊するモノです
    榴弾は、爆風と破片で防御力の弱いモノを破壊し
    成形炸薬弾は一点に爆発エネルギーを集中させることで装甲をぶち抜きます
    これらは、弾丸の飛翔速度等は破壊には基本的に影響を与えませんので
    目標に到達できるならば運搬方式や性能は構わないと言えます

    砲は大きな速度を弾頭に与えるには適しているのですが
    構造的に大型大重量になりやすく
    それほどの射程や弾速を要求されない用途には過大性能の場合があります
    また発射時の強烈な加速が問題で、複雑な装置を詰め込むのにも問題が有り
    飛翔速度が高いので、赤外線誘導なんかには向いていないと言われます

    ロケット兵器の場合は
    自力推進なので、発射装置が簡便で済むのが利点です
    問題点は、高速発揮が難しいことと加速が遅いので弾道安定性に難があること
    使い捨ての短射程兵器や、大量投入で面制圧するのが近代戦での主流です
    前者がバズーカの類、後者はカチューシャやMLRSなんかですね

    現在では、制御装置を備えた誘導兵器にロケット推進が多用されていますが
    これは比較的遅い速度が、誘導するのに適当だというのがあります
    自力推進の利点として、多めの燃料さえ有れば飛翔距離が稼げるので
    砲の利点だった速い速度による長い射程を逆転出来
    誘導することで、不安定な弾道性能を補える
    よって、遠距離精密攻撃が可能となっているのです

    しかし、ロケット弾(ロケット砲)と呼称する場合は
    一般的に、こうした誘導ミサイルの類とは切り離して考えることが多いので
    同一視するのは問題があるでしょう

    現代では、対滑走路爆弾のデュランダールや
    ASM−1B等の対艦ミサイルで、運動エネルギーを積極的に使ってます
    前者は滑走路に後者は艦艇にめり込んで爆発します
    よって、ロケット=速度は関係ないってワケではありません

    弾頭が運動エネルギー型なのか、化学エネルギー型なのか
    またその折衷型なのかで、特性と言うか速度に対する考えは変わって来ます


    ああ、なんか書いてて、かえって何が言いたいか分かんなくなった(^^;;
    データベースに関連記事無かったでしたっけ?>ALL

    SUDO

  33. ↑↑初速=最大速度ですか。では発射の瞬間の加速性能のことはなんと言うのでしょうか。


  34. ↑↑↑>「通常形式の砲においては、砲口を出た瞬間から砲弾は減速し始め、その減速の程度は空気の密度、風向風速、湿度、気温などによって一定しませんから、初速で表すのが砲弾の速度の目安としては最も合理的なのです。」なんか皆さん私が弾速の表現が初速ではダメだと言ってるみたいに思ってませんか?私が言いたいのは「ある本に(しかも初心者向けのに)「この砲の初速が高いから戦車に強い」とだけあって、そのときは陸軍兵器に詳しくなかったので「えっ、初速が高くても口径が小さかったりタングステン弾芯などで軽かったりすればダメじゃん」と思ったので、「大口径高初速」と書くべきではないか」なのです。その本しか読まなければ口径は重要でなく思えてしまいそうで紛らわしいので一番上のこのツリーの質問になったのです。いくら高初速でも20mmくらいならフセインの砲くらいの速さでなければ戦車は倒せないし、15cmなら低速でも(飛びにくいが)戦車は倒せます。追記 初めの質問の「よく多くの本で」はちょっと言い過ぎだったかな?



  35. 実際にその本にどう書いてあったのかは知らないけど、「この砲の初速が高いから戦車に強い」というのは雑だけど間違ってはいないと思う。後は読む方の問題。

    ロケット弾はおいといて、通常火砲の運動エネルギー弾とは何か?その中でもAPDSやAPFSDSという物がどんな物であるか、について改めて解説してくれる親切な方募集中。


  36. やっぱり私が書きましょう。人に振るのは良くない。

    大口径(重量)低速弾より小口径(軽量)高速弾の方が有利な点。

    1.運動エネルギーは物体の質量に比例し速度の2乗に比例する。
    よってむやみに重くするより高速化した方が効率的。

    2.飛距離(射程)の問題。
    重い物を低速で飛ばしても遠距離まで届きません。今の戦車砲は3000〜4000mの距離で
    命中が見込めるが、重いだけの砲弾ではとてもそこまで届かない。

    3.命中時の断面積の問題。
    同じ運動エネルギーを持っていても、装甲に命中した時に接する砲弾の断面積が小さい
    ほど、単位面積当たりにかかる衝撃は大きくなる。

    4.価格の問題。
    もし150mmの砲弾をまるまるタングステンで作ろうとしたら、もの凄く高価な物になって
    しまう。陸上自衛隊だったら「徹甲弾は1台につき1発だけ」と言うことにもなりかね
    ない。

    5.取り回しの問題。
    同じく150mmの砲弾をまるまるタングステンで作ったら、余りに重くなりすぎて人力では
    装填ができなくなってしまう。補給も不可能。


    以上。




  37. ↑軽補足。
    重い砲弾を高速で発射するには、発射する砲自体も重く、大型になって、実用性が低下します。もし資料があれば、同じ口径の榴弾砲と加農砲の重量を比べてみてください。倍以上になっているはずです。
    注・タングステンは、かなり重い元素ですよ。元素の周期律表でも後ろの方にあるじゃないですか。



    まなかじ

  38. 読む方の問題ですか。まさにそこです。その本は前書きにも初心者用と有ったほどですから分かりやすいべき本でした。つまり雑では混乱してしまいます。数年前なのでよく覚えていませんが、陸兵器に詳しくなかったので少し混乱しました。まあ、二冊くらいしか読まなかったから、そして次に読んだのが出射忠明「兵器メカ図鑑」だったから幸運ですが。


  39. 「初速が高いとはロケット弾くらいにしか役に立たないのでは」っていうのが判らないのよね。
    (N)

  40. >いくら高初速でも20mmくらいならフセインの砲くらいの速さでなければ戦車は
    >倒せないし、15cmなら低速でも(飛びにくいが)戦車は倒せます。
    しかし戦車とは遮蔽物を利用しつつ不整地を時速数十キロで疾走し、隊伍を組んで砲火を浴びせてくる車両です。低初速の砲ではよほど接近させなければ命中弾を与え得ず、接近させればせいぜい1〜2両と刺し違えて制圧されるのが関の山(大口径ほど連射速度が遅くなる、という問題もあります。特に薬嚢分離式の榴弾砲は遅い)。低初速砲大口径砲より高初速小口径砲が対戦車戦闘に向いていることは自明でしょう。

    また、相手との相性問題もありますね。相手が集団行動の軽戦車なのか(対戦車銃を並べれば制圧可能だが榴弾砲一門など容易に蹂躪されてしまう)、単独行動の重戦車なのか(対戦車銃など何門あっても無駄、よく偽装された大口径砲の零距離射撃なら仕留められるかも知れない)。例外を並べてゆけばキリがありません。

    >その本しか読まなければ口径は重要でなく思えてしまいそうで紛
    >らわしいので一番上のこのツリーの質問になったのです。
    口径が大きくなると弾頭重量も増大し、重い弾頭に合わせて装薬を増やし長砲身化しないと初速が下がります。弾薬重量が増大すると(特に人力装填の場合)連射速度が下がり、長砲身化した砲は操向性が下がって多数目標射撃に不利となり、機動性も低下します(東部戦線では多数のドイツ75mm対戦車砲が重量過多で泥にはまりこみ移動不能になって放棄されています)。
    釈迦に説法かも知れませんが、初速・口径・弾頭重量と操作性・機動性・連射性は相反する関係にあり、すべての砲は対応する目標に応じて適切なトレードオフ点を選択して設計されています。そして対戦車砲の場合、口径よりも初速が重要なファクターになることは間違いありません。

    「初心者向け」の書物でそういう所まで言及すべきかどうか、難しいところですね。「同口径なら高初速のほうが有利」という書き方ならJさんも混乱しなかったとは思いますが。

    ささき

  41. ↑↑ロケット弾は非常に初速が遅いので撃ってすぐは風の影響を受けやすいので、発射時に高加速のならば命中率も高くなるから、ロケット弾には初速だけ書く表現は使えるけど・・、と言う意味です。むしろミサイルですが。こんなにツリーになると思わなかったので推敲せずに書いてしまいました。



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