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日本軍におけるペニシリン等の抗生物質は、どのように実用化されたのでしょうか?これも軍事機密として諸外国からの技術導入が困難だったのでしょうか?
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- 抗生物質が広く使用され始めたのは欧米でも戦後のこと。まして日本では実用化どころか存在すら知らなかったのでは?
- フレミングが青かびのペニシリンを発見したのは戦前ですから、知ってはいたのでは?
- 日本でのペニシリン開発については、有名な作家(月並みな表現ですいません)が数年前?に一冊の本にまとめていたと思います。しかし著者が思い出せない。書名も思い出せない。私も前からいちど読んでみたいと思っているのですが。
- 誰だろう?医者出身の作家かな?例えば、遠藤周作とか(故人か)、加賀乙彦(精神科医か)、渡辺淳一(失楽園・・・)
- 日本でペニシリンは「ヘキソ」って言うそうです。東京大空襲の後に手当てなどで使われたとか、使われないかったとか?・・・・・・・・(秋田谷)
- ↑続き、日本版ペニシリン「ヘキソ」(碧素?)は日本独自の技術で作っていたそうですが、やはり日本の技術では大量生産は無理だったそうです。
- ↑のまたまた続き、戦後アメリカ製の品質のいいのが入ってきて、作ったのは確かですが日本の独自作り方は闇の中へ・・・・・
- 戦後すぐに、進駐したアメリカ軍が日本の有名な人(軍人か政治家か皇族)をアメリカのペニシリンで助けたそうです。そしてその人は「アメリカの医療(日本でも作ってのに知らなかった?)はすごい!」といったそうです。
- ↑その日本人は戦犯だったとか?
- それから昔 日本のペニシリン開発はTV「驚き桃の木20世紀」でやってました。ビデオ無いかな?・・・・・・・(秋田谷)
- はだしの
- 「はだしのゲン」を思い出します。
- 国民病結核の予防のために作られたそうです。ペニシリンを↑「ヘキソ」って言うんですか?
- ストマイじゃないの、結核は?ペニシリンも効くのかな?
- ペニシリンは結核に対してどうなんでしょうか、南方のマラリアとかテング熱にはかなり有効だと思いますが?医学に詳しいかた教えてください。
- ペニシリンは、結核には無力です。結核には、ストレプトマイシン、カナマイシンなどが有効です。
- ・・・マイシンってことは抗生物質ですか〜
- マラリアは原虫、デング熱はウイルスなので基本的には普通の抗生剤はきかないと思います。ストレプトマイシン、カナマイシンともアミノグリコシド系の抗生剤です。
- ペニシリンはβラクタム系なのでバクテリアの細胞壁ペプチドグリカン層合成を阻害します。カナマイシンなどアミノグリコシドはリボソームに結合して蛋白質合成を阻害します
- 以前、『たけしの万物創世紀』の薬特集で、戦前日本のペニシリン研究にまつわる逸話が紹介されていました。
日本軍では、ポツダム会談?のときにチャーチル英首相が肺炎を患ったのをペニシリンで治癒したという情報を得て研究を始め、『ヘキソ(碧素)』の名で製造に成功しました。で、そのペニシリンを最初に臨床投与されたのは、広島は呉かどっかで敗血症か何かを患って重体だった10代の少年だったそうです。
そのきっかけというのが、治療にはペニシリンしかないと言われた少年の父親が上京してペニシリンを探したが見つからず、駅かバスの待合いで途方に暮れていたところ、偶然そこにいた軍の医療将校を見つけ、ペニシリンをご存じありませんかと尋ねたら、事情を聞いたその将校は、これを使いなさいと持っていたペニシリンを渡したんだそうです。ちなみにその将校はペニシリンの開発に携わった人物でした。
少年はペニシリンによって無事全快し、現在も存命中だそうです。
B・T
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