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アドリアネ企画から出されている『自衛隊リストラ大計画』の中に「国土が山がちな日本で欧米諸国が持っているような120mm級MBTは無用の長物。日本の国情からみて105mm級戦車や装輪戦車を揃えるべきだ」とありますが、事実でしょうか? 最近、友人がこの本を読んで「日本に戦車はいらない」と言っているのですが。 モーグリ |
- 105mm主砲級ってのは、たぶん重量のことだと思いますが、現在、自衛隊で開発中
の新戦車は、74式戦車(105mm砲搭載ね)並の重量で、120mm砲を装備しようとしています。
だから、次期主力戦車は、ア企画が言っていることを、充分以上に満足しているの
ではないでしょうか?
それとも、もっと軽量(20〜30トン)の戦車ってことですか?
そんなの、歩兵戦闘車の機関砲でも、やられちゃいます。
そんなの、乗員に「死んでください」って言ってるようなもんです。
それでいいのか、ア企画?
次に装輪戦車ですが、「山がち」なんですから、装甲性能の点で、装輪式の方が
不利だとは考えないのでしょうか?また、装輪戦車の防御力って、最重量級(25トン)
のチェンタウロですら、前面で20mm機関砲に耐えられる程度の設計です。
歩兵戦闘車の持つ、25mm〜40mm機関砲では、ほとんどの場合やられちゃうのです。
それより防御力を上げようとすると、どうしても重くなるので、それこそ走行性能は、
劣悪なものになっちゃうでしょう(山なんて、とても走れない)。道しか走れない
んじゃ、まともな兵器とは言えません。
あと、戦車が要らないなんて言う友達には、自衛隊の装備の良し悪しを語れるほど
勉強しているとは思えないです。これまでの歴史上にあった戦車無用論について
お勉強しなさいと言っておやりなさい(笑)。
いちのへ
- ↑うえ、大事なところに大間違いです(汗)。訂正します。
装輪車のところ、「装甲性能」→「走行性能」です。
いちのへ
- 補足します。
「日本では120mm砲を持つ最新鋭の第三世代戦車は不要。105mm砲で十分」という内容です。120mm砲だと威力過多だそうです。
モーグリ
- ↑105mm砲と120mm砲で、コストに許容できないぐらい差があるなら、その言に意味はあるかもしれませんが、許容できないほどの差があるのでしょうか?
あと、戦車砲で威力が過剰に高いのって問題があるのでしょうか?相手が、装甲車だろうから、手加減しろってこと?装甲車に手加減する意味ってありますか?
いちのへ
- 追加して、105mm砲で良いって言ってる人に、「今は良いかもしれないけど、将来のことは考えていないのでしょうか?」って聞いてみたいです(笑)。
いちのへ
- 事実というより、その記事を書いた人の意見であって、それが本当に正しいかどうかは読んだ人が判断すべきレベルのものだと思います、どっちかっつーと議論ボード行きのお話ですね。
で、モーグリさんも今までAns.Qの過去ログとかをごらんになっていると思うのですが、装輪装甲車では105mm級戦車以下の戦闘能力(攻撃力はともかく、防御力には疑問符がつきます)しかもてませんし、120mm級MBTたる90式MBTが予想外に国内のいろんな所へ展開が可能であるというくだりもお読みになられたかと思います、そこの辺りからおのずと答えは導き出されてくるものと思われますが如何でしょうか。
閑話休題
戦車が要らないといっている人は、一度富士の総合火力演習をご覧になる事をお勧めします、圧倒的な存在感、頬を引っ叩くあの発砲時の衝撃たるや、生身で戦車に立ち向かうのには相当の胆力が居るものと解るかと思います、百聞は一見にしかず、体験して見ては如何でしょうかね。
ooi
- あそこの本では仮にその様に105mm砲に留めた戦車を調達しても、やはり非難するでしょう。その程度の本です。
反ア企画
- その本は読んでませんが、私の意見としては戦車の数は もっと少なくていいように思います。(その分の予算を 個人装備や武器弾薬に。) はたして日本に機甲師団は必要なのでしょうか? 逆に、12師団から戦車が引き上げましたが、本当にそれで良かったのか?とも思いますが・・・。
確かに、議論ボード向けのテーマですね。
にわとり
- >8
にわとり様、むしろ戦車は足りないのです。
機甲師団は、普通科部隊との戦闘によって敵部隊が消耗した時、一気にどついて海に叩き落すための予備戦力です、しかし実際のところは、敵機甲部隊の猛攻にさらされた普通科部隊を支援するために、切り売りせざるおえないと予想をされています。
普通科にダイレクトサポート用の戦車がいれば、自衛隊は随分と楽に戦えるのですが、戦車の数が足りません。
せめて61式か74式を改装した駆逐戦車でも造ってダイレクトサポート用に充てられたら、だいぶ変わってくるのですが・・・。
えっ、状況設定にリアリティーがない、今の時代どこのアホが日本に上陸するかですって、それは言わない約束でしょ(笑)。
中村
- 上陸の事はおいといて、
>9 そう、それが言いたかったんですよ。ダイレクトサポート。第12旅団に8両くらい残しておいて、全国にまんべんなく配備して、どこででも整備できるようにして・・・。って、やっぱり足りないか?機甲師団なくしても。
戦車は ほとんど知識がないから よく分からないや。
にわとり
- よく考えたら長野も新潟も12旅団でした・・・。よって、「第12旅団に8両くらい残しておいて」は、「各駐屯地に3〜10両配置して」に訂正いたします。
にわとり
- ちょっと、ここ一連の投稿を読んでの怒りのあまり、口を閉ざしてしまったsoryaで
し。ちょっとクールダウンしなきゃね(苦笑)
日本だけに限る、WWII総括における最大の軍事的誤謬なのでわ?と思うのが、以下
に挙げる、これでわなかろうかと思うんだな。
Que.戦車の歩兵直接支援とわ?
Ans.榴弾を用いた、対人攻撃である
はっきり言えば、直接支援の定義がそれしかない時点でお馬鹿さん決定です。
戦車の敵ってなんだろね?
普通の頭で考えればさ、まず戦車が相手するのは歩兵ではなく、より味方多くの犠
牲を増やす可能性のある目標。つまりは、重大脅威だわな。戦車とか、戦闘車両と
か。
そういうのを全部潰してから、改めて歩兵相手にドンパチすりゃぁ良いんであって
、最初っから歩兵を狙って云々って言ってのける、そのセンスに驚愕さえ覚えてし
まう僕だったりするわけです。
こういう類の異様な固定概念を見ていると、戦中のいわゆる戦訓なんてぇのは、ホ
ントえーかげんで、嘘・妄想まみれだったんだなぁと、つくづく思うですよ。
sorya