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60式自走無反動砲・61式戦車・74式戦車・90式戦車は、最近61式戦車が引退するまで10年近く同居していたので演習で対抗戦をやったと思います。演習は一対一ではないですし、色々な条件が絡んできますが、それぞれの対戦成績・勝率はどんなものでしょうか。60式無反動砲は61式・74式・90式戦車にどの程度有効だったのでしょうか? 特に気になるのはほぼ同時期に登場した61式戦車と60式無反動砲の対戦成績です。61式は引退したのが、60式無反動砲はまだ現役と言う事は61式より60式無反動砲の方が良かったのでしょうか? もぐら号 |
- 対戦成績を付けてるのかどうか知らないし、当然ですが結果も知りませんが
一点だけ気になったので。
>61式は引退したのが、60式無反動砲はまだ現役と言う事は61式より60式無反動砲の方が良 かったのでしょうか?
主力戦車と対戦車自走砲は比較するものではありません。
対戦車砲は、想定敵戦車に通用する威力の砲弾を放てればよく(有効射程が内外となお良し)
配置や陣地を活用する事で、敵の弱点を狙えると嬉しい(例えば背が低いとか)
機動力のある敵戦車に対応するために再配置が容易であると望ましい(だから自走出来るものが望ましい)
事前制圧砲撃や随伴歩兵部隊等の始末されると哀しいのでそこそこの防御力があると嬉しい。
以上が、対戦車砲や対戦車自走砲、対戦車ミサイル等に求められる基本要素です。
戦車の場合は力任せに殴りこみ出来るだけの火力と防御力と機動力(そしてそのバランス)が要求されます。
60式は複合装甲を持たない世代の戦車に対して側面射撃をするならそれなりに通用するので、対戦車防御陣地の一角を担わせる事が可能でしたが、61式戦車は主力戦車部隊の一翼を担わせるには力不足なのです。
勿論、60式戦車でも対戦車防御陣地の一翼を担う事は不可能ではありませんし、その任務に限定した場合60式と同じぐらいの事は出来るでしょう。
ですが、61は戦車なのでそれだけをやれば良い車両ではなく、待ち伏せ以外では使えないなら、大きく重く維持費がかかり、更には法的に数量制限まであるのですから、変わりの車両が得られるならさっさと退役してしまうのは当然であり、それは60と61の優劣ではなく、双方が元々狙っていた(もしくは担っていた)役割の違いによるものです。
SUDO
- 一応ツッコミ。
>有効射程が「内外と」
→長いと、ですよね。
勝井
- 60式自走106mm無反動砲が未だに一部部隊で使われているのは、対戦車用には威力不足だが普通科の直協火力としてはまだ使い道があるということの他に、後継となる対戦車自走砲等が登場しなかったので仕方なく使ってるという事情もあるでしょうね。
ブラック・タロン
- 60式の61式や74式に対する対戦成績は寡聞にして知りませんが、大昔の「PANZER」誌には「60式の乗員は距離500メートルで敵戦車と撃ち合った場合の交換比率は7:1と叩き込まれている」と書いてありました。
つまり7台の60式の犠牲のもとで敵戦車1台を屠ることができれば上出来、と考えられていたようです。
この記事が正いかどうか定かではありませんが参考までに。
たいばーん・へるみ
- 皆様、回答ありがとうございます。
61式戦車は90ミリ砲で、普通科の直接支援戦車で使えないかと思っておりました。でも、数量が法律(防衛計画の大綱?)で決まっていたのですね。それにしても60式無反動砲と敵主力戦車の交換比率が7対1とは・・・さすがに割に合いませんなあ。ドイツ親衛隊のビットマンがまだ突撃砲に乗っていた頃、自分達1両ででソ連戦車をまとめて倒したみたいには行きませんね。
先ほど防衛庁のHP見てきましたが陸自の装備紹介のところには60式無反動砲は載っていませんでした。60式はまだ現役だと思っていましたが。
もぐら号
- 4> 交換比率は7:1と叩き込まれている」
だから、正面から撃ち合うな、と教えているのではないでしょうか?
相手に気づかれないよう待ち伏せし、射撃をしたらすぐに陣地変換しろ、と言うことだと思います。
青天使
- >5
陸自HPの装備品紹介のページは最初から全部載せてませんからね〜(笑)後から小出しに新装備&現用装備の一部を追加しているようですが。
旧式化している60式自走無反動砲等が装備品ページに載る日は来ない気がします。我が地元の陸自駐屯地(善通寺、松山)の創立記念行事でも、ここ最近は見なくなってしまいました。代わりに106mm無反動砲積んだ73式小型トラックが来ます(笑)。
ブラック・タロン
- >7
106mm無反動砲積んだ73式小型トラック・・・うかつにも忘れていました。そんな機材もありましたね。使いやすそうです。隊員の評判はどんなもんでしょう?
同じ様なものをソマリアの民兵も使っていて、映画「ブラックホークダウン」にも出てきました。その自走無反動砲は「テクニカル」と呼ばれていたそうです。
もぐら号
- こないだの大津駐屯地創立五十周年祭では六〇式が参加していました。
翡翠
- 失礼しました、創立四十三周年祭でした。
翡翠