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M3戦車「リー」に砲塔の上に機銃用の砲塔がついているものが有りますが、これは役に立ったのですか。またなぜ他の同世代の戦車に同じようなものが無いのですか。 ちはや |
- 役に立ったかどうかは戦車戦に疎いので知りません。
機銃用の砲塔が付けれたのは、開発時間の不足で主武装である75ミリ砲が車体中部にしか装備できなかったからです。まともな戦車なら主砲が一番撃ちやすいよう車体上部に旋回砲塔でとりつけるでしょう。ですからこのような例は少ないですが、チャーチル戦車1型がこれに近いでしょうか?
井中かえる
- いえそうではなく、自分が言っているのは、37ミリ用の砲塔の上にさらに機銃用の砲塔が載っているやつの事ですです。
ちはや
- 砲塔上部に機銃を備える事は多くの戦車でやってます。
物凄く単純に考えたら、それに防護があっても良いわけでして、そうした見ただけの事ではないかと想像します。
SUDO
- 戦後のM48なんかも砲塔式の機銃を砲塔上に搭載してますが、これはNBC戦に備えたものと聞いたことがあります。
ところがこの自慢の砲塔式機銃を取り外して、わざわざ普通のピントルマウント式の機銃に変えてベトナム戦に参加していた写真が残っています。
この理由は視界が狭くて射撃しずらいだったとのこと。
おまけに砲塔の上に砲塔式の機銃をつければシルエットの増大による被発見率と被弾率の増加を招く可能性もあるように思われます。
とくに昔の戦車は現在のものより小型なので余計に目立ったのではないでしょか。
欧州の現代戦車には車内から砲塔上の機銃を撃てるものがありますが、こちらの多くは砲塔式でなくキューポラに付いた機銃をリモコンしています。キューポラのビジョンブロックなんか昔のより段違いに大きく数も多そうに見えます。
また、砲塔式と比べるとシルエットもさほど大きくなりません。
おそらくM3戦車の砲塔式の機銃は、機構が複雑な割には効果薄く(まったく役にに立たなかったとは思えませんが)、シルエットの増大によるデメリットもあったものと想像いたします。
SAW
- と、まあ、質問者と回答者の話がすれ違っているようなのでレスして見ましたが、BUN氏風に「M3戦車戦訓に関する米軍公式評価はこれだ。」とか「M3戦車乗員はかく語りき」とかいうお話知ってる専門家の方はおられませんでしょうか。
是非聞いてみたい気がします。
SAW
- ダンケルクショックであらかた武器を失ってしまったイギリス軍は、アメリカに戦車を求め審査団を送り込みました。その中で英審査団はすぐに入手可能なM3中戦車に目を付けましたが、車高を抑える目的から機銃用の砲塔は廃止し、グラントとして正式採用され、42年から北阿弗利加でロンメルと壮絶な戦いを繰り広げました。やはり不必要と判断されたのでしょう。
ネタもと:http://isweb13.infoseek.co.jp/photo/combat1/M3-LEE.htm
紅葉饅頭
- ありがとうございます。早速見てみます。
ちはや
- おお、紅葉さん。
ありがとう。
SAW