質問者ですが、質問内容を２箇所訂正します。
99-0038の写真が載っているのはPANZERではなく戦車マガジンの1992年9月号P-34でした。又「捜索票定レーダー」は「捜索標定レーダー」に訂正します。申し訳ありません。
ところで、林磐男氏の言う「一次試作車」の写真はなんと２次試作車の公開以前に「'87 世界の戦車年鑑」（戦車マガジン別冊、87年1月頃発行）のP-55に転輪の数を5個に鉛筆で書き直し、照準望遠鏡？の一つを消した形で「NTK(新戦車）」として載っていました。ご参考までに。
試作車

車体中央に操縦席がある車体は、実際に見たことがあります。
そのときは砲塔がダミーウエイトのものだったので、車体の試作車（実験車？）だったのではないでしょうか？（74戦車でも何両かあったような気がしたけど）
だから、例の写真は、それに試験砲塔を載せたものなのかな？とも思えます。

ああ、答えになってないや。
はいどーも

武器学校で展示されている試作車(TKX-2-0005)の車両番号は95-2224になっていますね。
(N)

再び質問者です。皆様のレスポンスが悪いので、朝霞の広報センターに行き直接聞いてみました。そこの係りの方の説明では、「この90式戦車は一次試作車の1号車」とのことでした。そうしますと、元三菱重工の戦車設計者の林磐男氏の言う「一次試作車」が宙に浮いてしまいます。試作ナンバーの順番から考えられるシナリオは、まず林氏の「一次試作車」を2輛（試作ナンバー99-0024〜25或いは99-0033〜34）製作したが、日本製鋼所の120mm滑腔砲の性能、さらには複合装甲、操縦席位置を含む車輛内レイアウト等の方針大変更で結局全部作り直さざるを得なくなり、新たに2輛の「一次試作車」（試作ナンバー99-0037〜38；朝霞にあるものはその１輛）を製作した。しかし、お役所の常として身内の失態（順調に開発が行われていない）を隠すため、対外的には「一次試作車は当初の予定通り２輛のみ」ということになり、林氏の「一次試作車」は目出度く闇に葬られた。この仮説が正しいかどうか、どうせ誰も明確な回答はしてくれないでしょうから、情報公開制度を使って防衛庁に聞いてみようと思います。
私自身は、自衛隊を応援しているし、高い税金を払い支えているとも思っていますが、このような時代錯誤の公開しかできない防衛庁・自衛隊には「呆れ」を通り越して「怒り」をおぼえます。このようなことをしていたら、誰も自衛隊に親しみを感じないでしょう。

試作車

>試作車　さま

普通の一般納税者は開発にかかった総額や実際に配備された量産車のスペックなどには関心があっても、そこまでマニアックな試作車個々の詳細を根ほり葉ほり知りたいとは思わないのでは？おっしゃるように伏せておきたい駄作（？）試作車などがあれば会計監査上の話で問題はまた別かとは思いますが。
名無し