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M1戦車で質問なのですが、M1戦車は砲塔の上に12.7mmと7.62mmの二種類のマシンガンを搭載しています、これは車長と砲手が使うのでしょうか? それとも、砲手は主砲の同軸機銃を使って、装填手が使うのでしょうか? Sparrow |
- 12.7m(M2)→車長用、7.62mm(M240)→装填手です。なお12.7mmはハッチを閉じたままでも射撃可能で、M240も装備可能みたい。
バツ
- うろ覚えなのですが、口径50はハッチを空けた状態でしか撃てなくなったみたいですよ。
SAW
- 砲塔上に複数の機関銃を装備するのはイスラエル軍の戦訓を参考にしたみたいですね。
歩兵を制圧するのに有効なのだとか。
SAW
- ↑
12.5mmは遠隔操作で発射できたと記憶していますが。トリガーを押す機構が機銃のマウントについてたような。
Vinegar-Joe
- ずいぶん昔のパンツアーかなんかにM1A1かなんかに改良されたときに12.7mmの遠隔操作が廃止になったとか書いてあった記憶があるんですが、手元に資料がなくて確認できません。
でも、そのせいかM1タンクプラトーンでは、車内から操作できた口径50が、M1タンクプラトーン2では操作できなくなっています。(笑)
余談
ベトナム戦争でも戦車砲塔上の口径50がリモコン式から通常型に換装された例があるようですね。
一応シールドを付加してるようですが、隠れた歩兵を撃つには在来型の方が視界が広くていいのでしょうか。
逆にM113なんかは口径50を砲塔風に装甲した車両もあったようですね。
口径50しか武器がないAPCと、狙撃の危険度が高ければ砲塔内にこもって戦車砲や同軸機銃で反撃できる戦車との違いでしょうか。
SAW
- なるほど、大変勉強になりました。
戦車で歩兵を制圧するのは携帯対戦車火器に狙われて、無謀なような気がするのですが、「イスラエルの戦訓」と言うことは、それなりに有効なのですね。
Sparrow
- >遠隔操作
60式戦車も遠隔操作の機関銃でしたが、74式では遠隔操作は廃止されました。
弾薬の再装填のためにハッチを開けなければならないので、遠隔操作があっても、
なくても同じ、という理屈を読んだ記憶があります。予算不足が本音のようですが。
青天使
- ありゃ、出来なくなっていたんですね。一応マニュアルに書いてあることでも、頭から信じちゃだめでした。感謝します.
バツ
- 遠隔操作型は今ではとってもとれんでぃ〜なしろものです。
調べてみれば判りますが、カメラ一体型遠隔操作機関銃・砲はいっぱい出てきています。
sorya
- ついでに言うと、今ではfishを使わなくても1台のカメラで全周監視が可能な安価
な監視システム(日本発)なんかも出てきてますし、人間に比べればカメラの被弾率
やダメージなんぞ微々たる代物。しかも、実用的な代物(スタビライザつき)も作成
可能になったという背景もあります。
sorya
- 以前なんぞで読んだテキストですが、ペリスコープではなく車長がキューポラから首を出して周囲を観測するのは、画像だけでは判らない空気を察知したいがためだ(結果死傷率がペリスコープ装備の有無にかかわらず変わることがなかった)と、イスラエル戦車隊における車長の死傷率について述べた記事があった記憶があります。
昨今の光電子機器の発達は、こういった兵隊の感覚をも凌駕するものと遂になったのでしょうか?それとも、soryaさんのご紹介はそれとして、現場ではやっぱし「自分で見なきゃなあ」的な意見があったりするのでしょうか。(どの国の現場かによって違いはありましょうが…)いかがでしょうか、soryaさん、この辺ひとつ、防秘にふれない範囲でご解説などいただければ…。
satoski
- >11
イスラエルの戦車長は頻繁にハッチから外部視察していて頭部を負傷する事が多く
、死亡後にドックタグでの身元確認が出来なくなる事があった。その為ドックタグを足に巻きつけていた・・・という記述を読んだ記憶があります。
先に敵を発見した結果、非撃破率は下がったのかもしれませんが戦車長自身の負傷率はやっぱり高かったのではないでしょうか?
タイ駐在員