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はじめてこちらにお伺いします。 よろしくお願いいたします。 旧陸軍が作った一式砲戦車について知りたいのですが、 最初に90式野砲を付けたときにガスが出て隊員に悪影響があったので大砲の先について いたマズルブレーキを取り外したとありましたが、マズルブレーキを取りはすずだけでガス の問題は解決できたのでしょうか?素人考えで申し訳ありませんがマズルブレーキをつける ことにより後ざも弱くなり逆によかったのではと考えてしまいました。 また、天井も後面もあいていたのにガスの問題があったのも不思議です。 ご存知の方ご教授よろしくお願いいたします。 ミナトン |
- マズルブレーキがあると発射ガスの一部が横に走りますから
砲員に影響がある可能性が有ります
マズルブレーキが無ければ、発射ガスは前方方向に多くが拡散するので
戦闘室を回りこんで影響する度合いは小さいでしょう
また後座は勿論大きくなりますが
一式砲戦車は戦闘室後面がオープンですから
戦車ほどには後座量は問題にならないと思います
密閉戦闘室にしてマズルブレーキを設けるのと
開放戦闘室にしてブレーキを外すのでは
後者の方が対処としては容易だったのでしょう
SUDO
- 一式砲戦車のマズルブレーキは特に深刻な問題にはなっていないのではないでしょうか?
BUN
- SUDO様 BUN様 はじめましてミナトンといいます。
早速のご回答ありがとうこざいます。
わかりづらい質問で申し訳ありません。
以前に一式砲戦車のプラモを購入したのですが、説明書の中に搭載された砲のガス(後座した
ときに出るガスだと思います)の影響により隊員が鼻血を出すなど改善箇所があり砲口制退器
をやめて砲口リングにしたところ解決した旨の説明が書かれていたように思います。
また古い書籍ですが「日本兵器図鑑」というものにもこのような事項が記載されていたように思います。
以前こちらのページでマズルブレーキの説明を読んで、逆に砲口制退器があったほうがガスの量も少なくて
よかったはずなのにと考え込んでしまいました。(あくまでも素人考えですが…)
完全な同一砲ではありませんが、後発の三式砲戦車や三式中戦車は砲口制退器が復活したのですが
問題はなかつたのかも疑問に感じるところです。
長文失礼しました。
ミナトン
- マズルブレーキからでる噴流が地面の土埃を跳ね上げるので、戦闘視界が悪くなるので戦闘車両ではマズルブレーキを外す例があると聞きました。
Navy
- 実家に戻り資料を再読しました。幾分か錯覚していたようです。
本来は九〇式野砲のマズルブレーキからのガス(ブラストという奴でしょうか?)が砲員に悪影響を与える
ということでした。砲口制退器のガスは横方向に向かうので後方の砲員に何故影響があるのかがわからない
ところでした。(防盾もありますしね)
後方へのガスというキャプションからどうしても後座時にでるガスと勘違いしてました。
逆に三式砲戦車・中戦車の方が全面を囲まれておりマズルブレーキの発するガスから隊員を守れるという
ことでした。(当然後座長も抑えられ密閉空間にも適することとなりますね)
ただ、単純に論じてはいけないのでしょうが、マズルブレーキをつけた他国の砲ではこのようなガスの悪性
は問題にならなかったのでしょうか?
ご回答いただきましたSUDOさま BUNさま Navyさま 改めてありがとうございました。
ミナトン
- 90式野砲のマズルブレーキは
比較的小さいと言うか細いスリット単段みたいですから
横方向に広がるマズルブラストは高速なんじゃないでしょうかね?
他国のは穴がもっと大きく、また二段のが主流に見え
ブラストの広がり方とかが異なる可能性が有ったと思います
でもPak40の射撃写真とか見ると凄まじい風圧があるようにも見える・・・(^^;;
SUDO
- >SUDOさん
なるほど、いわれてみれば九〇式野砲のブレーキは欧米のものに比べて特異な形状ですね。
実家で再度調べてみますと、その形状について色々と思考錯誤している様子が丸に書かれておりました。
またブラスト効果による発射位置露呈の回避からも砲口リングとした意義は大きかったようですね。
マズルブレーキのあるなしでこれほど影響のあるものとは思いませんでした。
ありがとうございました。
ミナトン