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最近は地方の駐屯地の基地祭などにでも行かないと、すっかり姿を見ることも無くなってしまった60式自走無反動砲ですが、自衛隊では今でも現役らしいですね。 61式戦車(確か採用当時は“中戦車”って、呼ばれていたような)が、とっくの昔に退役してしまっている事を考えると、なんだか不思議なような気がします。 たった二発しか撃てない105ミリ無反動砲が、現代戦でも通用するような余地はあるのでしょうか? もしそうだとしたら、技術の進歩とあいまって、それなりの後継車輛が登場していても良いように思います。 それとも何か、自衛隊の内部事情のせいで、廃棄できないなどの理由があるのでしょうか? 鴫田 |
- Hit and run?
Vinegar-Joe
- 軍隊では基本的に「使える物は使えなくなるまで使う」ものだと
思います。
WW2時「ドアノッカー」と揶揄された37mmpakも45年ま
でドイツ軍は編成に組み込んで使ってますし。
費用対効果の面で折りあいがつけば使い続けるでしょう。
60式くらいで現役を退いていてはT−34に失礼ですよね。
NAP
- 普通科の方のカール信仰は根強い物があるです。
必ずベラボーに重いけど…がつくけど(笑)
それはそうと、開発中の地雷があるからワザワザ…という気がしないわけでもない
な。個人的には現代の技術で60を完全リファインしたものを作ってみたい気もする
けど。
sorya
- 待ち伏せして、側面とか狙えば、十分効果はあるんではないでしょうか?
もともと、そういう運用が前提だと思いますし。
また普通科の火力支援には使えると思います(対陣地戦とか)
便乗ですが、60式の再装填に必要な時間はどのくらいなんでしょうか?
taka
- 効果…確かにあるでしょうが、RRの欠点として撃った瞬間(ガスで)発射位置がモロ
バレになることも忘れてはなりませぬ。だからアメリカでは8本も発射管をつけや
がりました。
装填速度って公開されてたっけか?閉鎖器開けて、撃ち殻捨てて、再装填して、閉
鎖器閉めて、、、てのが標準的な使用方法になると思うのだけど、はっきり言えば
MBT の手動連続装填に大負けしてしまう。
aorya
- >装填速度って公開されてたっけか?閉鎖器開けて、撃ち殻捨てて、再装填して、閉鎖器閉めて、、、てのが標準的な使用方法になると思うのだけど、はっきり言えばMBT の手動連続装填に大負けしてしまう。
60式自走無反動砲の場合、上記の動作以外に、
『装填の為に、一度乗員が車外に降りて』『砲弾ラックの蓋を開ける』という動作があるんですよ。そして発射後にすぐ位置を転換する場合には当然、車外に降りた装填手は直ちに車内に乗り込まなくてはならないのです(蓋も閉めなくちゃならないしね)。
ですからあれは、実際問題として『二発撃ったら、逃げる』しか、戦術のとりようが無い車輛だと思います。
まぁ、そう言った車輛でも特性を生かして戦う方法はあるのだろうと思いますし、『無いよりはマシ』という側面も否定しませんが。
それにしても、60式が想定しているような相手=敵の装甲車輛が、大挙して日本に上陸してくるような可能性がますます予想しにくくなっている現在、ああいった車輛を温存しておくことがどんな意味があるのか、あるいは私が単に知らないだけで、現代戦の常識としてまた脚光を浴びる存在になっていたりするのかどうか、ちょっと不思議に思った訳です。
鴫田
- >3 ATMで考え直すとドイツのウィーゼル空挺車両みたいな
感じになるんでしょうか?うーんコンセプト違うかも。
タイ駐在員
- 後継車両なしで「廃止」してしまうと後から開発計画を出しても予算が降りないとかあるのかも(笑)
また、後継車両が今までないのは、元々がある年度のある計画が突如中止になってしまい、その余った予算の振り替えとして造られたものだからなのかな?で、後継車両を欲しいとは思っても常に後回しにされずるずると今日まできたような気がしますです。
ガンヘッド507
- >>タイ駐在員氏
どっちかっていうと、移動できるカール的な意味合いで60RRSPを未だに使いつづけ
ているかもしんないです。
60RRSPは機動戦力としての価値は?ではあるんですが、あの異常すぎるほどの低プ
ロファイル、稜線越し射撃…と考えれば考えるほど、歩兵に近い運用が可能な装備
であることは確かで、ウィーゼルとはまた一線を画したものであることは確かでは
あります。
sorya
- 60式自走106mm無反動砲は、善通寺等の駐屯地イベントでは最近見なくなってしまいました。代わりに106mm無反動砲を積んだ73式小型トラックが走り回ってます。
廃棄されたわけではないんでしょうが・・・
60式の後継装備は検討されたが、搭載武器がものにならず断念されたと聞きます。
搭載武器をKEM(今のLOSAT)辺りに代え、FCSを改良すればまだまだ現役でいけるのでは?という意見がGun誌に載ったことがありますが、あのチビ助にそんな余裕あるのか?(笑)
まぁあのままでも、対低レベル装甲車輌やアンチ・ブンカーとしての用途としてはそれなりに使えそうですが。
ブラック・タロン
- 85年頃、防衛医大の受験のため市ヶ谷駐屯地に入った時、60式自走無反動砲が並んでいたように記憶してます。
都内で操縦訓練する場合、排ガス規制とか騒音条例をクリアできるんでしょうか?
Navy
- 106SPは、現在87ATM(中マット)搭載のジープやパジェロに変りつつあり、もうそろそろ退役するのではないでのでしょうか?
私の所の各普通化連隊は、今年度全て中マット搭載車に換装されました。
お古になった106mm無反動砲は、多分予備自衛官用として保存しています。
はいどーも
- はいどーもさんが言われるように、中MATはかなり下位レベルの部隊まで降りて来ている様子。
もし残ってる車両があっても、「MAT配備までのつなぎ」「火力支援車(アフガン映像でよく見る戦車使用法)」などと、乗ってる隊員も思ってるかも知れませんね。
知り合いの元自衛官によれば。
同車は雪や泥濘に弱く、大型装軌車両が通過できる地形でもスタックしやすかったそうです。
そして「中途半端に重いので人力で押して脱出できない。ジープだったら押せるのに。」という返事でした。
SAW