591 |
戦車の構造については、まったくの素人です T−34についての質問です 第二次大戦中のソ連戦車は、ドイツ軍の戦車に比べてわるいそうですが、T−34にはペリスコープのようなものはついていたのでしょうか。やっぱり、車長が直接外に顔を出して、確認するものなのでしょうか。 また、この時代の戦車は超信地旋回が、できるものと、できないものがあるそうですが、T−34はできたのでしょうか あと、ドイツ戦車についているキューポラは、普通のハッチとはどのように違うのですか? 教えて下さい。 IV先行者H |
- ぬけてました。
大戦中に、悪かったというのは、視界のことです。
また、ハンドルネームは、IV先行者Hではなく、IV号先行者Hでした。
IV号先行者H
- ソ連戦車については
http://history.vif2.ru/
からTANK DEVELOPMENTを選択して色々見てください
型式によって、また時期によって装備が色々ありますので
なお、T34に関して言うならペリスコープのたぐいが当初からついてます
また視界について言うなら大差無いと思います
ドイツ戦車の方が外部視察口が多かったようにも思いますが
ペリスコープ数ではソ連戦車も多いですし
敢えて言うなら乗員の練度や人数の違いが注意力に影響しているかもしれませんし
無線機能や指揮機能の問題も無視できないでしょう>相互連絡の不備
超信地は構造的にはできると思いますが
ギア比や操縦方法について知識が無いので断言は出来ません
どなたかお願いします(;_;)
キューポラは日本語で書くと展望塔です
ハッチ(出入り口・扉)じゃ無いです、全てが違うんです
一般にキューポラの上面にハッチが設けられていますが
キューポラとハッチは違うモノです
なおキューポラ上面のハッチの構造は千差万別ですが
これは戦車に付いてるハッチも各種あるので、やはり比較は困難でしょう
またドイツ戦車のキューポラ上面ハッチは普通の観音開きや単なるヒンジ式と
一旦持ち上げてから水平旋回させて開閉させる形式が有りましたが
これらは模型等で確認してもらうのが手っ取り早いでしょう
SUDO
- T-34系列の砲塔ペリスコープは、1942年までの初期生産型では砲塔上に砲手用1機が基本で生産ロットによっては砲塔上に装填手用1機若しくは上面ハッチ上に車長用1機を装備した場合が有るのですが、それ以外には砲塔側面左右にビジョンブロック若しくはビジョンポートが1カ所ずつが標準なので、同時期のドイツ戦車に比べると乗員の外部視察能力という点ではかなり劣っていたようです。
取りあえずバルバロッサが停滞し始めていた頃にドイツ側の調査結果をまとめた報告書等ではT-34やKV-1の目立った欠点としては、外部視察装置の設計不良による視界不良ぐらいしかない様な結論を達しているようですし、実際捕獲したT-34に自軍戦車用のコマンダーキューポラを装備したりしてますから、ドイツ側ではT-34の視察能力は低いと考えていたのでしょう。・・・・最終的にはソ連側もコマンダーキューポラを採用してるので程度は別として同じように考えてはいたんでしょうけど。
ヴェトミン
- T34は超信地旋回できません。ゲームだとできますが、クラッチ&ブレーキ式では現実には無理です。はっきり行って、市街地を走行するならティーガーの方がはるかに楽です。ティーガーがハンドルをきって曲がるのに対し、T34は曲がる側のブレーキレバーを作動>体で覚えたタイミングでブレーキ解除、クラッチを繋ぐ、という構造が簡単すぎるがゆえの面倒さがあるのです。なんだか「T34は機動性が高い」と念仏のように唱えられていますが、「オフロードでまっすぐ走るのが速い」が正解です。
第二次大戦の戦車で可能なのが判明しているのは、ティーガー系、チャーチル、クロムウェル、コメット、チャーチル、チャレンジャー、あとエレファントのような電動式も可能と思われます。米軍戦車は朝鮮戦争での新型・・・クロスドライブ・トランスミションのM26やM41の試作型から可能になっています。
(ちなみに自衛隊の戦車では74式から可能です。61式戦車や73式装甲車では不可能)
T34の43年型やT34/85のキューポラの視察窓は、防弾ガラスのはまった直視型でペリスコープではありません。操縦士のハッチの上や、装填手用の物がありますが、初期のものは透明度が低く、暗くて見づらかったようです。大戦半ばから、レンドリースされたイギリス戦車のペリスコープをコピーして採用しています。
よしえもん
- ドイツ軍戦車の戦車長の方が、よく直接車外に顔を出して確認を行っていたと聞きます。錬度にはその差もあったと言えるのではないでしょうか?死傷率も高かったそうですが・・・
ベルデハ戦車
- 訂正・M26>M46 他に誤字や重複もあるけど略
ソ連戦車のハッチは、盾代わりとして前方に開く物が多いですが、T34の40年、41年型の大型ハッチなどでは上半身を曝さないと前が見えず、かえって危険でした。
ソ連戦車兵が前しか見てない好例として、クルスク戦で1台のIV号戦車が紛れ込んだのにだれも気がつかずに一緒に突撃(IV号にとっては帰還)する実話が、以前タミヤニュースで描かれてました。
ドイツ戦車のキューポラは、III号戦車〜ティーガー初期型までは防弾ガラス入りの直視型でしたが、ソ連の対戦車ライフルからの被害が大きかったため、パンターA型やティーガー中期型からペリスコープ型に変更されています。II号戦車や突撃砲もペリスコープ型キューポラを採用しています。
よしえもん
- キューポラの意味がやっとわかりました
とても参考になりました。ありがとうございます
IV号先行者H