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現代戦における戦車の位置付けは他の兵器に対してどのようになって いるのでしょうか? また、現代戦での戦車の天敵はやはり攻撃ヘリなんでしょうか? 幻雲 |
- 「90式戦車は、機動打撃力の骨幹として、戦車、装甲車その他の地上目標の撃破に使用する。」(制式要綱より)
位置付けってこういう事なのかな(汗)
対戦車ヘリVS戦車の交換比は過去ログ、車両の407にありましたが、日本の国土を考えるなら2〜4:1だそうです。地形が砂漠や大平原で相手戦車が旧式なら19:1という事もあるみたいですが…。
ガンヘッド507
- 戦車だけで勝てる戦争もなければ、戦車無しで勝てる戦争も無い。
戦争行為の中で単一の兵器システムの位置付けを不動の物とするのは無理でしょう。
ただ、攻守防を高いバランスで具現する戦車の価値は今後当分の間は下がる事は無いと思います。
だからこそ軽量化・情報化・etc 姿を変えて開発競争は(高い金を掛けても)
続いているのです。
タイ駐在員
- 戦車だけで勝てる戦争は無くても、戦車なしで勝てる戦争は有ると思う
それが、その事実というか認識が
現代に至るまでの戦車の天敵じゃないですか?
戦車はコストがかかり、兵站に与える負担も大きく
そのコストとパフォーマンスのバランスが本当に良好なものなのか
常に疑問と攻撃にされされています
攻撃ヘリとか対戦車ミサイルとは、それらを目に見える形で提示した物に過ぎないのでしょう
そう思うと戦車の敵はコストなんではないかと思います
SUDO
- 戦車の敵はコスト⇒至言だと思います。
精密誘導兵器の普及で戦車不要論も説得力を増しているように思いますし
また、ほかの分野に資金を振り向けたほうが・・・という論法も説得力があります。
以下は私見ですが、今後20年使う兵器として何を選択するか?
という考え方をした場合にはプラットフォームとしての柔軟性において
戦車は非常に有望で費用対効果比の高い物ではないかと思います。
今後の技術革新で新たな兵器が現れてイッキに陳腐化する・・・という可能性が
低いという意味です。
タイ駐在員
- 多分タイ駐在員殿のおっしゃりたいのは、戦訓からいって、航空攻撃のみで
戦争目的を達成することは出来ない場合が殆どであり、回転翼機を使った、
空挺部隊の展開についても、展開スピードの点では素早いものの、ランディング後
は同様に脆弱な歩兵部隊であることは変わりありません。最終的には地上部隊によ
る侵攻はどうしても必要な訳で、戦車は攻撃力・防御力・スピードの点でやはり
「陸戦の雄」であり続ける(形は変わっても)ということだと思いました。
このあたりは浅学な小生等ではなく、sorya先生に御登場いただき、ご高説を
拝聴させていただきたいと切に思うわけであります。
スタイナー