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米国のバイオテロで有名になったNBC兵器ですが最近の各国戦車や装甲車 には対NBC兵器防護と銘打ってあるものがありますがこの防護能力は いかほどのものなのでしょうか。 対NBC兵器防護がされている車両の中にいれば特殊な防護服を兵士が着用 しなくてもよいのか、防護がされていてもやはり防護服は必要なのか ということです。 また、BC兵器ならばわかりますが核兵器の場合核爆発が発生した後どの 程度してからならばこういった防護対策を施した車両での乗り入れが 可能になるのでしょうか。 トラバント |
- 外気をフィルターを通して導入しますが、乗員室を加圧して外気を車体内に進入させないタイプとそうでないものがあります。(併用もあります)
室内加圧のものは内部では防護服などをつけないでいることが可能ですが、戦闘任務はできません。当然ハッチなどを開くことは厳禁です。
室内を加圧しないタイプのものは各乗員の近くにある空気の取り入れ口に防護マスクを繋ぐタイプです。当然、防護服は着用する必要があります。
NBC防護の中の核防護は、核爆発後のフォールアウト物質(死の灰)が体の中に入ることによる2次被爆を防ぐためのものです。放射線を防げるわけではありません。
また、核爆発後の乗り入れですが、その規模、爆心高度によって千差万別ですので何ともいえません。十分に装甲防護された車両であるならば比較的早い次期に通過ぐらいなら可能と考えます。(重装甲であるほど放射線の防御は上がる)
はいどーも
- 旧ソ連のブレジネフ時代の装甲戦闘車両には鉛の裏打ちがあったと聞きました。ないよりましくらいでしょうが、やっぱりないよりましでしょうね。
居眠り将軍
- >2 80年代初め頃、ソ連のT72の砲塔上面に付けられたアップリケ装甲は中にフッ素合金が入っていて中性子爆弾から出る中性子を吸収し防御するものではないか、という説があったようですが、本当かどうかはよくわかりません。
鉛の裏打ちをするとしても、ガンマ線まで防御するなら10cm位の厚さにしないと意味がないのでは。重量が嵩んでしょうがない。
アリエフ
- 皆様回答有り難うございます。
コストの問題もあるでしょうが防護服着用有りとなしでは値段的には
どの程度差ができるものなのでしょうね。
いずれにしても核兵器が炸裂したような場所では戦略的価値も薄れる
でしょうから乗り入れたとしても意味はあまりないのかもしれませんが。
トラバント