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552 日本戦車の「テケ」とか「チハ」などのカタカナは何の意味があったのですか?

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  1.  「チハ」の「チ」は中戦車(ちゅうせんしゃ)の一番最初の文字です。そして「ハ」は、試作された順番を、イロハ順で表してます。ちなみに軽戦車は「ケ」、砲戦車は「ホ」で始まります。
     ということは、「テケ」という名称は存在しないことになりますね。
     以上、学研の「歴史群像シリーズ 陸軍機甲部隊」を参考にさせていただきました。
    ツカドン

  2. 車両の秘匿名称には車種と開発順を組み合わせた物の他にイレギュラーなものが使用される場合があります。例を挙げれば、双連機関砲であればソキ車、指揮戦車にシキ車、等です。部隊での呼称はこういった秘匿名のみで行われていた訳ではなく、九五式軽戦車はハ号とはあまり呼ばれずに制式呼称の九五式と呼ばれる事が多く、九七式はチハが広く使われ、九五式何両、チハ何両、一式何両といった使われ方をします。
    BUN

  3. 因みにこの命名手法(クラス+イロハ)を持ち込んだのは官側ではなく民間の三菱です。

    >ソキ車
    試製対空戦車・双連型(正式な呼称は不明)はその備砲がソキ砲のII型であるだけで車輌そのものを指して「ソキ」とは呼称していない様です。やはり「ソキ」車と言えば九五式装甲軌道車を挙げますのが妥当かと存じます。
    落馬童子

  4. ソキ砲の自走型はやはりソキとも呼ばれていたのではないでしょうか?高射戦史等の記述などはソキ(自走)としていますが、これが正式かどうかは別として否定する材料がありません。
    また、秘匿名は必ず一対一に対応していません。一式装軌貨車もソキ車と呼ばれていますし、他にもあり、ソキと呼ばれたのは別に九五式装甲軌道車に限りません。
    BUN

  5. ソキ(自走)とある場合通常自動車牽引式のソキ砲I型を指しますが、高射戦史の記述は確かに車載型を対象としたものなのでしょうか?

    秘匿名称が重複する事例(特に兵科が異なる場合)はよく把握しておりますが「ソキ」と呼称される最も一般的な車輌として九五式装甲軌道車を挙げた訳です。他の車輌の場合、制式車輌ではなかったり異なる呼ばれかたもされていたりと九五式装甲軌道車のそれに比べ「弱い」印象ですので。(例に挙げていらっしゃる一式装軌貨車はファミリー車輌のそれと同様「ホキ」と記載されている事もあります)
    落馬童子

  6. 車載型の写真に対してそう書かれています。
    ホキなんですが、十八年の陸軍兵器行政本部の文書には、一式装甲兵車ホハ、ホキ、と一式装軌貨車ソキが同一文書上に出てきます。すなわち、ホキとソキが別車両として扱われています。面白いですね。
    BUN

  7. そうなりますとホキ砲II型を車載化した試製対空戦車・単砲型は「ホキ」車と呼称すべきなのでしょうか? この車輌を「タセ」車として紹介する記事が有る一方で「タセ」車は主に北進作戦用として開発されたチハ車体の改造車(三十七粍単砲)とする記述も有ります。ドリトルショックの影響で開発された「試製一式自走三十七粍高射機関砲」と言う詳細不明の車輌が存在しますがこれが「タセ」なのか「タハ」なのか、この辺りの情報は全く掴めずにおります。

    一般的に試製九八式装軌貨車が「ソキ」、一式装甲兵車/装軌貨車が「ホキ」と言う事にされておりますがご紹介の記述は興味深いですね。

    ソキ=九八式貨車 > 一式貨車

    ホキ= 一式兵車

    ...この様な構図も考えられます。
    落馬童子

  8. 上のポスト、上手く入れられませんでしたので再度。

    要は、九八式貨車の発展型が一式貨車でこの系列が「ソキ」、一式貨車からの派生が一式兵車でこれが「ホキ」、この様な相関に捉える事も可能では? などと考えました次第です。
    落馬童子

  9. チハ、タハ系の秘匿名とタセ、ソキ、チソ、ソゴ等と言った車種名省略型とは重複してもおかしくないと私は思います。
    BUN


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