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昨今の戦車砲の砲身に制退器が無いのはなぜでしょう? 105mmクラスのガンになると、リコイルが大きすぎて効果が無いから? 陸自次期戦車が軽くなるなら、なんらかの反動軽減策が必要とも思いますが、 制退器なんかもそれなりに有用なんじゃないかなー、なんて思ったもので。 satoski |
コンペンセイター、ってそりゃ鉄砲ですものね(^^;;;
satoski
とりあえず過去ログの「車輌の151」(過去ログとお持ち帰りパックのところに有ります。)と下の434、438を御覧下さい。
現在105o以上の戦車砲でマズルブレーキをつけてる車輌は↓
>http://www.fas.org/man/dod-101/sys/land/m8-ags.htm
>http://www.fas.org/man/dod-101/sys/land/lav-105.htm
>http://personal.inet.fi/tiede/militaryvehicles/cv90105.html
>http://personal.inet.fi/tiede/militaryvehicles/cv90120.html
>http://www.fas.org/man/dod-101/sys/land/row/amx-10.htm(減装弾)
>http://www.fas.org/man/dod-101/sys/land/row/centauro.htm
等の比較的軽量車体で大口径砲を搭載したいという車輌が多いみたいですね。しかし、南アのロイカット105o砲は前述の理由からか、マズルブレーキを拒否してます。
>http://www.fas.org/man/dod-101/sys/land/row/rooikat.htm
ガンヘッド
うーん、結局確たる結論は無い、というところなんでしょうかね。
各種の理論(ていうか、設計者の考え)があって、って感じでしょうか。
個人的にはリコイル軽減にコンペンセイターは結構有益、というイメージ
があるので(かつデザイン的にも好きなので)、次期戦車では復活して
ほしいな、なんて思っちゃってます。
satoski
方式(射程が短いが発射速度は速い)、もう一つは駐退器を大型化等することでなん
とかする方法(射程が長いが発射速度が低い)です。減装薬を用いる方法の亜流とし
て、砲身をカットしたものを採用する特異な例もありますが。
で、基本的にマズルブレーキを用いない理由の一つは腔圧に構造が耐えられないと
いう理由が挙げられます。
これが、エバキュレートポートのような小さな穴でかつ外圧が大気圧より高い状態
を維持できるような状態であるならばガス抜きは付けられるのですが、それはそれ
でマズルブレーキとしての役目は果たせません。意味無いじゃん(笑)
もう一つはサボー、もしくはHEATヘッドに用いられる高分子素材製ガスパッキンや
サボーそのものとマズルブレーキの干渉による変形です。
1500m/sクラスになると砲内バロッティングによって発生するガスパッキンのマズ
ルブレーキ断面との干渉や、サボー離脱時に加えられるマズルブレーキへの干渉は
思った以上にマズルブレーキに大きなダメージを与えることが知られています。
まあ、そんな話はともかくとして、一応TKX にはマズルブレーキついとりますが、
少なくとも初期の試作ではさんざんでした。
そんなこんなで「軽量」なマズルブレーキを作ろうとするとどうしようもない状態
になる。と、まあこんな話です。砲身だけで2t使えたら良いんだけどねえ(笑)
sorya
>いう理由が挙げられます。
ああ、なるほど…。考えてみれば、小火器と車載砲ではそれこそ桁が違いますものね。迂闊にガスを受けようなんてしちまったら、えらいことになるというのはなるほどです。
>もう一つはサボー、もしくはHEATヘッドに用いられる高分子素材製ガスパッキンや
>サボーそのものとマズルブレーキの干渉による変形です。
でもこっちの方って、工夫次第でなんとかならないものなんでしょうか?サボの離脱に一瞬待ったをかけるような何か仕組みって、出来ないのかな…。あるいは砲口を出るまでサボが離脱しないような仕組みとか。マズルブレーキに砲身に平行なサボ支持レールを置くとか。無理か(w
satoski
>サボー、もしくはHEATヘッドに用いられる高分子素材製ガスパッキンや
もあるってsoryaさん言ってるのに。
わたしゃ阿呆でございます…(^^;
satoski
taka
とりあえず判ることは、あの砲身長の短さ(L40 以下)から考える限り、専用弾の可
能性が全く否定できないです。より正確に言うと、軽量弾を発射する減装薬弾とい
うことです(レクレルクと一緒だな)。
rheinmetal社がそんないい加減な仕事はしないと思うんだけど、M8以外採用された
例が無いことから推測すると、とっても怪しい限りかもしれない(笑)
sorya
ことね。あぶねえ、あぶねえ。
とりあえず大口径銃を採用するに足る利点としては、コンダクタンスの低下による
(コンダクタンスは口径比の二乗で低下する)加速断面の増加。要は加速の高効率化
が促進できます。その反面、同一クリアランスであっても砲内バロッティングが加
速されることで、砲外弾道特性が極めて悪くなります。
まあ、もともと軽量プラットフォームでなんとかしようってんだから、射程なんか
あんま気にしちゃいなそうなんだけど。
sorya