モルドバ共和国軍（９８、９９年頃のデータ）
兵力　１１０００人
戦車無し
ＡＰＣ２０９両（ＴＡＢ−７１（ルーマニア製装甲戦闘車）　１３１両、ＢＭＤ−１　５４両、他ＢＴＲ−６０ＰＢ、ＢＴＲ−８０、ＢＴＲ−Ｄ）
火砲１５４門（牽引砲７０門（２Ａ３６　１５２ｍｍ砲など）、２Ｓ９　１２０ｍｍ自走砲９門、Ｍ−１２０迫撃砲６０門、ウラガン多連装ロケット砲１５門）
それにＭｉｇ２９　６機（ただし、ベラルーシでオーバーホール後、売却される予定）、Ｍｉ−８ヘリ３機
全兵力でソ連軍の自動車化狙撃師団１個程度。徴兵制を取っているものの、兵力の対人口比が０．２５%位で、旧ソ連諸国はおろか世界的に見ても小さい。
　この国の大多数を占めるモルドバ人は文化的にはルーマニア人と共通である一方、９１年の独立当時、分離独立紛争が生じたプリドニエストル地域ではロシア系入植者が多い。ソ連崩壊後、ウクライナとルーマニアに挟まれたこの小国は絶えず分裂の危険を孕み、国内紛争が周辺国に飛び火しかねない。モルドバの武装強化はロシアやウクライナが望まないところだろうし、これらの国を刺激するのは避けたい。このため、軽武装による、ＮＡＴＯとロシアの両方から距離を置く中立政策を取っているようである。
（参考）北大スラブ研の旧ソ連諸国関係リンクから入れます。
http://www.ppc.pims.org/Projects/csrc/THEREPUBLICOFMOLDOVAARMEDFORCES.htm
アリエフ