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旧ソ連軍が自動装填装置付きの戦車を好んだのはなぜでしょう? 矮鶏 |
T−62なんて、狭い砲塔内に3人もいるんですから。
あとは、皆さんに任せます。
ベルゼバブ
ソ連の戦車設計方針により、車高を低くするため砲塔を大きくできなかったこと、車体も大型化できなかったこと(十分な性能の高出力エンジンが開発できなかったためとも言われているが)により、戦闘室内に多くの砲弾を置かざるを得ず、125mm砲弾を人力で床から持ち上げ装填するのは並大抵なことではありません(揺れるバスの車内で床から重い荷物を持ち上げるのがどんなに大変か、考えてほしい)。しかるに自動装填装置を用いざるを得ず、装填手の要らなくなった分のスペースを装甲などに回しているものと見られています。
同じ自動装填式でも日本の90式やフランスのルクレールなどとは、装填機構が完全に異なります。ロシアの最新の戦車(車体はT80ベースのようだが)は、砲塔が最近の西側戦車に似た形状になっており、砲塔後部は砲弾庫になっているとみられますが。
アリエフ
このように好んで自動装填装置に取り組んだと言えないのかもしれませんが、第二次世界大戦からT-72の開発あたりまでは旧ソ連の開発力が世界をリードするレベルであった事と、旧西側では平時での耐久性や即応性といった信頼性に問題ありとして採用されなくても旧ソ連では信頼性は二の次だから良しとする運用思想があったから好んで採用されたとも言えます。
ふじい
ささき
人数が少なくてすむというのもあったのでしょうか。
たけぽん?
ソ連が相対的に数が多い要因としては軍事的にも東側の盟主、軍事費の割合が大きい、人口資源が豊富、長大な地続きの国境、トハチェフスキー元帥以来の伝統などがあげられます。
ふじい
ふじい