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最近、米軍車両に搭載されているM2重機には、銃身に三本の金属棒、そして銃口部にはマズルのようなものが取り付けられていることが多いのですが、これは一体何なのでしょうか? JK |
ガス圧利用式の小銃や機関銃は、銃口部に空包の燃焼ガスの噴出を制限する為の
アダプターを装着するだけで作動させることが出来ますが、
反動利用式のM2を作動させるためには、空包のガス圧で銃身を後退させる
仕組みが必要となります。3本の棒はバレルジャケット(銃本体)に連結
され、銃身は燃焼ガスの噴出を受けるこの3本の棒先端部の受圧板に対して
後退することとなります。
同様に反動を利用した作動方式を採る現用マシンガンにMG3がありますが、
MG3は銃口部に発射ガスを利用して発射速度を高める為のリコイルブースター
を内蔵している為、フラッシュハイダーを空包用に交換するだけで対応可能です。
みなと
なるほど、道理で演習時にしか付けていないわけですね。
JK