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226 「あなたはどっち」にもありましたが、T34からT72まで使われているディーゼルエンジンがイスパノスイザV12気筒の発展コピーというような説明は、どの程度正しいのでしょうか。ガソリンエンジンをディーゼルエンジン化する場合、シリンダーや燃料供給機構などが完全に異なり、重量も相当変化する(重くなる?)だろうし、シリンダー配置など基礎的なデザインが似ているのとクランクシャフト機構を流用できる程度で、別のエンジンと考えた方が良いように思えるのですが。
アリエフ

  1. 肝心な部分はちょっと即断しかねるのですが、ガソリンとディーゼルとの距離は質問文ほど離れていないというか、多少余裕のある設計であれば、戦後の国産車のエンジンにさえガソリンとディーゼルとが基本的に同エンジンのバリエーションとして存在した例がありますよね。
    BUN

  2. 戦後の米陸軍で用いられた(ている)AVDS1790ディーゼルエンジンは、ガソ
    リンエンジンであるAV1790を殆ど流用してディーゼル化したものです。
    外寸は殆ど同じ(AV1790が載っている車両にAVDS1790を搭載できる)であ
    り、重量はAVDS1790が少し重くなっている様であります。
    勿論、ボア・ストロークやバンク角、カムシャフトの駆動方式は同じです。

    T-34等に搭載されたV12エンジンと、コピー元のフィアット社のエンジンが
    どの程度の類似性を持つかは判りませんが、かなりの部分において設計を流
    用していると思います。

    であるからといって、コピーが悪い。というものではありませんが。
    tackow

  3. 日野自動車で開発を担当されていた技術者の方の著作、「エンジンのロマン」に
    T34のエンジンが取り上げられています。
    大戦中から現代にいたるまでのピストンエンジンの技術史を鳥瞰するかのごとき、
    楽しく興味深い書ですので、ぜひご一読を。

    みなと

  4. この本(エンジンのロマン)、良い本だと思います。
    ハ40が何故に駄目だったか、つうのが良く判ったし、DB60×系の軸受け
    ベアリングの変遷過程も良く判りました。

    でも絶版なんだよな・・
    tackow


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