本当です。計５輌が改造され、アルデンヌ戦で使用されました。米軍に偽装して敵陣後方に潜入し、ミューズ川の橋を奪還する事を任務とした、スコルツェニー率いる第１５０戦車旅団の中のＸ戦闘団の装備です。この旅団は連合軍からの捕獲車輌を装備する予定でしたが、結果的にお粗末な偽装をしたドイツ製車輌で構成されました。
　Ｍ１０偽装パンターはそんな中の例外です。写真を見ると、よく似ています。サイズは一回り大きいようですけどね。徹底的に工作された１９ｍｍ厚の鋼板製カバーを付け、キューポラを撤去してハッチを新設するなど、その改造ぶりは徹底しています。
　こんだけ凝った改造をしていましたが、結局偽装は見破られ、全て破壊されています。
tomo

１５０旅団のM10パンターや、何に化けたかわからない突撃砲は、「偽装が見破られた」のではなく、星のマークをつけたまま正面攻撃に使用されて撃破されたのではないでしょうか。
ＢＵＮ

　多少なりとも詳しく書かれた記録（スコルツェニーの回顧録など）を読めば解るのでしょうが、読んだこと無いんですよ、私。戦車の解説に書かれていた事をそのまま書いたんです。したがって、何か裏付けのあるお話があれば、素直に手を挙げます。
tomo

このＭ１０パンターは各車の最期の写真が数枚発表されていて、それぞれの最期の様子もほぼ解明されつつあります。
ＢＵＮ