実際にこの種の偵察専用に開発された車両というのが、あまり存在していないことからわかるように、それほど利点があるとはいえません。
現実には、装甲兵員輸送車や歩兵戦闘車（か、それらを改修したもの）が使われることが多いです。

(N)

勿論普通の装甲車や高機動車などより偵察に向いた車両ではあるのですが、
費用対効果を考えると贅沢すぎる兵器ってことでしょう。
特にルクスの場合、想定される戦場では装甲車（なにせ最後にゃ初期の３号、４号戦車レベルの攻撃力を備えましたから）
よりも攻撃力に劣るようではどうにもならなかった、って感じですか。
勝井

勝井山、こりゃあ、おそらく、II号Ｌ型の話じゃなくて、ドイツ軍が現用で使ってる装輪装甲車の話じゃないかと思うんじゃがのう。
まなかじ

すまんのう、わたしゃあまず二次大戦のブツが先に脳裏に浮かぶのじゃよ。

まあ、一般論として間違ってはいないじゃろうから、訂正は不要じゃろ。
勝井

偵察に向いているとはどういうことなんでしょうか？既存の装甲車の改修版といえばＭ３騎兵戦闘車とかと思うんですがＭ２と何が違うのですか？
taka

＞5
戦闘持続力が高いとかそういったところでしょうか
偵察部隊をどう使うかが鍵なんだと思いますが
Ｍ２とＭ３で比べたら、そのぐらいしか違いが無さそうだし

多少小回りが効くとか
多少弾薬数が多いとか
不案内なところに乗り込むときには多少は違ってくるかも
ただ、その多少の違いに予算を使うのは勿体無いのも事実


ＳＵＤＯ

M3はM2に比べて乗員が少なく、その代わりTOWミサイルの予備弾搭載量
が増えていたり、オフバイクを積んだりしています。

あと、視察装置や通信装置などもかなり高級な奴を装備している筈です。
takukou

すごい初歩的なことで申し訳ないんですが、車両による偵察任務とはどういうミッションになるんでしょうか？歩兵によるものなら「隠密行動で敵陣地を観察」とかだとおもうんですが
taka

戦車とか使う場合には、ちょっかい出して敵の戦力を探る、という方法が用い
られる様です。

で、普通の（？）ＡＦＶの場合には「隠密」が主体なのでは無いでしょうか？
ジープ系の車両に比べて生残性に優れるのが利点なのでしょう。ＡＴＭとか砲
を積んだ車両だと、制限されますが「ちょっかい出して」というのも可能かと
思われます。
takukou

しつこくて申し訳ないですが、装甲車で隠密行動って可能なんでしょうか？結構大きいし、音も普通車なんかよりずっと大きいと思います。あと搭載している機関砲の攻撃対象は何を想定してるんでしょうか？
taka

装甲車での隠密行動、可能です。
なんとなれば、騒音を撒き散らしてるのは自分だけじゃないから。
つまり偵察対象もまた盛大に騒音立ててるわけです。
この場合の静粛性とは、あくまでも相対的なものであるわけ。
本当に静かにしてたいなら、現場近くまで行ってから降車してもいいし、エンジンきっちゃってもいい。
やりようはいくらでもあります。
勝井

つまりこういうことですか？
隠密性では徒歩とかバイクの方が優れるが、偵察車は発見されてしまったときの
逃げるときの生存性に優れるってことですね。
となると偵察車は一般のＡＶより機動力が高くないとダメで、八輪装甲車などの
高機動のもの良いわけですか。でもＭ3は無限軌道だったような。

ｔａｋａ

ドイツの８輪偵察装甲車ルクスは高速機動力を駆使した強行偵察用です。戦車に比べると装甲や火力は劣るが、歩兵部隊の２０ミリ機関砲の直撃に耐えられるそうで。それから、フランス軍の機甲偵察部隊の車両は装輪式装甲車で統一されています。アメリカを含め機甲偵察部隊で戦車をも運用している例は多いが、フランスの場合はスピードを重視しています。偵察しようとする区域にいる敵部隊の兵力を推測し、より重装甲ないし強力な火砲を持つ車両出くわす危険性がそれほど高くない場合、ある程度の装甲と火力を持つ偵察装甲車で高速で敵勢力内に突入し威力偵察を行ったり、敵の反撃に対抗しつつ偵察活動を行うわけで。歩兵並みの低速で非常に隠密的に行動する場合と、敵の反撃を多少食らっても高速で侵入し偵察して戻ってくるのと、どちらが偵察の能率が高いか、むしろ後者の方ではないでしょうか。もちろん、できるだけ隠密に行動し敵に悟られないようにする工夫は必要だけど。ソフトスキンの高機動車は機動性には優れるが、ある程度の規模の部隊に対する威力偵察には向かないと思います。
アリエフ