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202 アメさんのM3が大戦時だけで4種類もあるのが不思議でしょうがありません。

“リー”と“グラント”が別名で同番号なのは許すとして(あれは彼等の信念だから)、
軽戦車の“スチュアート”までM3だし。
さらにM3ハーフトラックなる代物まで生産されていたそうじゃないですか。

何を考えてこんなややこしいだけの番号をつけているのでしょう。
FIX

  1. つまり記号だけで兵器を呼ぶことがなかったのでしょう。M1 ってのは日本の「一式」みたいなもんです。日本陸軍が一式戦闘機と一式高等練習機や一式中戦車と一式自走砲を混同することが無かったように、彼らも M3 戦車と M3 トラックを間違えたり、M1 カービンと M1 ガーランドを混同したりすることは無かったのだと考えます。
    ささき

  2. リーとグラントはM3ではない、のではないでしょうか。マートレットがF4Fでないように。
    BUN

  3. リーはアメリカ陸軍でも使用されたのでM3だと思います。
    グラントはイギリスに供与するための専用の型ですよね?。
    確かジャイロスタビライザーが軍事機密に引っかかるので外してあるのと、
    それ以外にも各部をイギリス仕様に変更してあるとか。

    番号は最初は軽戦車・中戦車・重戦車と言うような各分類ごとに
    1から順番に振っていたのが、補修部品の供給で問題が発生したため
    以後は番号が重ならないようになったのでは?(うろ覚えなので違う
    かもしれません)

    ところで、そもそもリーとかシャーマンという呼称(愛称?)は軍で
    正式に決められた物だったのでしょうか?。
    マナスル

  4.  グラントやリーはニックネームだそうです。イギリスでもM3はM3としていたようです。
    tomo

  5. とすると「ファイアフライ」もM4になるのかな?
    takukou

  6. イギリスでは、シャーマンにローマ数字の番号を振って各型を区別してました。M4がシャーマンI、M4A1がシャーマンIIという風に。17ポンド砲搭載はCがつきます。一番多く生産された、M4A4のファイアフライは、したがってM4VCと表記されたと記憶しております。
    Sampon

  7. 「リー」は英陸軍が採用したM3オリジナル型のことで、本来、米軍戦車のことは指さなかったはずですが・・・。
    BUN

  8. グラントは、英国製の無線機を砲塔内に収容するために砲塔を大型化(バスルをつけた)し、実用性の薄い最上部の銃塔を省略したイギリス軍専用型ですね。
    特注品なので、これは武器貸与法によらず英国は実費で購入したそうです。
    まなかじ

  9.  基本的にM3中戦車の米軍のニックネームがリーです。
     M3がリー1、M3A1がリー2、M3A2がリー3、M3A3がリー4、M3A4がリー5、M3A5がリー6です。
     英軍にはM3、M3A2、M3A5が引き渡され、M3はグラント1、M3A5はグラント2と呼ばれたようです。当然、若干の仕様変更はされているでしょう。M3A2がなんと呼ばれていたかはわかりませんでした。(そのままリー4と呼ばれていたか、グラント1と呼ばれていたか、もしくはグラント2と呼ばれていたか。)私見では砲身長の違いから(グラント1は28,5口径、M3A2、グラント2は37,5口径)グラント2と呼ばれていたように思えます。
    tomo

  10. しかし、「リー」っていや、南北戦争のときの南軍の総大将ではありませんか。賊軍の大将の名前をよくも主力戦車につけたものです。日本でいや、平将門ってところでしょうか?
    Sampon

  11. その辺は融和目的?もあったのでは?
    いつまでも仲違いしてもしょうがないなぁ、という。
    takukou

  12. ふうむ、そうすると、M3中戦車とは、すなわち上野の西郷さんであると。あるいは、神田明神か....
    Sampon

  13. ↑9訂正
     毎度毎度すまんです。M3の後期生産型から長砲身の物に切り替わっておりました。
    tomo

  14.  勝井山関、こんなときこそチャンスですよ!
     BUN大先生があまり得意じゃない分野で「おかしいなぁ」と困っている時に、図書館でも行って資料をほじくり出してきて、さも前から知っていたかのように誇って見せるぐらいの腹芸をやってのけてこそ真のAnsQ戦士です!

    「FIXさん、質問者じゃなかったんですか?」
     いや、BUN大先生がやりこめられる姿が見てみたくなったんだ。
     なんか今回のBUNさんの回答はちとおかしいだろ。
     リー&グラントが英軍呼称だとしたら、米軍呼称が別になきゃいけないはずだしさ。
    FIX

  15. 米軍は「リーMk1」等と呼ぶことは無いと思いますので、リー、グラントが英軍名称でなければ何なのか、私は正直に知りたいです。また、パットン等はニックネームですが、英軍呼称のリー、グラント、シャーマン等はニックネームと言えるのでしょうか?
    BUN

  16. 追伸、FIX氏の心構えや天晴れ。後に続く者を得た心境である。

    BUN

  17. 別に何を調べた訳でも無いですが、普通こういう認識だと思うのですが→http://www.shadowsfolly.com/WWII/USA/mediumtankM3.htm
    こうではない、とする理由がわかりません。
    BUN

  18. 刺突爆雷並の援護ですが(^^;;

    英国で採用されたファントムが、かの国で「F4 ファントム」と呼ばれ
    てはおらず、「ファントムFGR××」と呼ばれた。と言うことではない
    でしょうか?
    この場合、「ファントム」は米国ではニックネームだけれども、英国では
    名称ではないかという指摘だと思いますが・・

    外した?やっぱ自爆??
    takukou

  19. ↑takukouさんと同意見。

    米軍は型番を制式名称とし、愛称はあくまで愛称。
    P−51はあくまでP−51であって、「マスタング」は文書などでは使わない。
    エアラコブラはP−39であり、リーはM3、スチュアートはM3/M5が正しい呼び方である。我が陸軍の一式戦が基本的には「隼」でないのと同様である。

    英軍は米軍の愛称を制式呼称として使うことが多い(自分たちでつけることもある。P−40のキティホーク、F4Fのマートレット、TBFのターポン等)

    ところで、英軍戦車の呼び方といえば、Mkはどっちにつけるべきなのでしょう?
    一例として、クルセイダーは巡航戦車Mk.VIですが、サブタイプ(たとえば6ポンド砲に換えたIII型)をクルセイダーMk.IIIとする場合もあります。
    わたし的には巡航戦車Mk.VIクルセイダーIIIと表記したいんですが…どうなんでしょう?
    まなかじ

  20. どう、というよりそれが正解、正解、晴海入道です。
    BUN

  21. だとすると、米軍は味方に対する欺瞞工作でも行ってるんですか?
    型番イコール正式名称なら、P−**とか、チ*とか、みたいに、分類ごとにしっかり分けるか、キ−**みたいに通し番号にしてだぶらないようにするのが普通でしょう。
    なんでこんな人様の面倒を増やすような番号のつけ方をしたのかの部分がやっぱりわかりません。

    FIX

  22. しかし、それに関しては、たぶん日本の方が悪名高いと思いますが…。
    機関銃がいい例になるかな。
    (大正)三年式機関銃、(皇紀)九二式重機関銃、一式重機関銃、これをTYPE3、99、1と並べたら、絶対に混乱するに違いない。
    さらに海軍の九二式旋回機銃があって、しかも同じ7.7ミリで、でも陸軍の九二式とは弾薬が違ってて、陸軍の八九式航空機銃とは共通の弾薬で、実は陸軍でも九二式と一式は弾薬が違う…。
    ややこしいを通り越してアホらしいのレベルまで行っちゃってるような気もしますが…。

    また、TYPE97は戦闘機(キ−27)単発軽爆(キ−30)重爆(キ−21)司偵(キ−15)輸送機(キ−34)中戦車(チハ)軽装甲車(テケ)戦車砲(チハ車用57ミリ)車載重機(これは九二式と同じ弾薬…)自動砲(20ミリオートマチック対戦車ライフル)曲射歩兵砲(81ミリ迫撃砲)手榴弾(九一式の手投げ専用型)…はぁはぁ、ざっと思いつくだけでもこれだけあります。
    これに、海軍のTYPE97を…やめた。

    …あ、米軍のM3といえば、グリースガンも忘れちゃいけませんぜ(爆)
    まなかじ

  23.  蒸し返すようですが、今更ながらM3中戦車の件をまとめると、米軍はM3〜M3A5、英軍はリーI〜VI(MkI〜VIではない。)、更に英軍特別仕様のものはグラントI,IIが制式名称ということですか。
     私の手元にある丸の別冊付録やグランドパワー1996年8月号を読むと9番の通りになるのですが。
    tomo

  24. 連合軍戦車の呼称は未だ誤解の海です。M4A3E8等、最たる例です。
    BUN

  25. >22.
    欧米の研究者と話をすると、日本の兵器命名システムにはみんな戸惑っています。タイプ97ミディアム・タンクは「CHI-HA」だけどタイプ97ファイターは「Ki-27」。でも「Chi」「Ha」「Ki」って何だ?!海軍のタイプ97ボマーは B5N だけど実は Type97 Mark1, 3 が B5N で Mark2 だけ三菱の B5M。後継機の B8N には「Type(式)」番号がなく単に「Tenzan」が制式名、サブタイプには「Mark(号)」がなくなって「Model(型)」しかも何故か「11」と「12」という二桁表記。一方陸軍は Ki-43 以降「Hayabusa」「Shoki」「Hayate」なんていう愛称が付き、しかも「II型乙」なんて改良表記が付き、英語で書いたら「Nakajima Type2 Single Seat Fighter Ki-44-IIb(TOJO)」なんて長い名前になっちゃうので、一体何処から何処までが制式番号なのか、現場の搭乗員は何て呼んでたのか、今の日本ではどう呼ばれてるのか彼らには大いなる謎です。これに「Kyunana Kanko」とか「Nishiki-Tansen」なんて通称を入れたら更に混乱すること請け合いですな。
    ささき

  26. ↑ささきさんのお言葉に同意。彼等が混乱するのも無理はないです。何せType97Fighterより
    Type4/Fighterの方が新しいのに、Type96/155mmHowitzerは Type4/155mmHowitzerより
    新しいというのを納得させるのは不可能に近い難事です。フリーウェアの
    Steel Panthers World at War
    の日本軍の兵記名表記を見ると彼等が悩みまくっていることが良く分かります。
    大塚好古

  27. 情報戦で遂に勝った、との感慨しきりです。・・・他に言葉はありません。 
    BUN

  28. ↑2
     97式重車載機銃って97式実包(リムレス)だったと思いますが?
    tomo

  29. ↑10
     ちなみに、“スチュアート”や“ジャクソン”も南軍の名将です。
     リーに関しては連邦軍の軍学校長であったこともあり、北軍にも敬愛されて
    いたのは間違いありません。
     むしろ、北軍の“シャーマン”の南部人に与える影響の方が気にかかりま
    す。
     彼は、「海への進軍」によって南部の生産地帯を徹底破壊した張本人です
    から。

    sharman


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