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171 昔から疑問に思っているのですが、6号駆逐戦車の前面装甲厚250mmと言うのは一体どういう状況を
想定して決められたのでしょうか。過大を通り越して冗談のような数字に思えます。
こういち

  1. 150ミリ級のHEATをシェルツェンなしで耐えてみようかな?
    …というところなのではないかと想像。
    かっぱらわれたパンツァーファウストにやられることでも想定したのか。
    まなかじ

  2. 近い将来にはそのぐらい平気で抜ける戦車が出てくると想像したのでしょう
    当然ですが、兵器の開発においては
    今ではなくて将来を想像しておく必要があります
    「今」に対応した兵器は、登場時で旧式になってる可能性があります

    まあ、T-54がAPDSを至近距離から放てば抜けるだろうし
    それはSU-100でも同じ事、決して誇大妄想とは言い切れない部分も・・・

    でも、やっぱり、変だ(笑)

    SUDO

  3. この頃には鋼の品質が落ちていることを考慮して厚めに設計した、という説はどうかな?
    ささき

  4. ヤクトティーガーの主砲と装甲は、開発当初の時点では大西洋防壁に配備して上陸艦隊を射撃する為で、イタリア戦線で実際に最も脅威だった高発射速度、高精度の六インチ級搭載艦との砲撃戦に勝利すべく・・(冗談ですってば・・)。
    BUN

  5. うわ、さすがBUNさんだ。
    しかし、本当に使えそうな気もする。自走沿岸砲。
    まなかじ

  6. 丁寧な解答ありがとうございます。私は戦車の事はよく分からないのですが、この装甲厚だけは
    ずっと疑問に思っていました。BUNさんのおっしゃるようにシチリア島のリベンジマッチを狙っている
    というのぐらいしか納得できませんね。(でも戦車の照準器で沖合いの軍艦に当てられる訳もなく)
    う〜ん、謎だ。試しにつくったトンデモ兵器ではなく、一応こいつは正式装備で量産されたんですよね。
    装甲厚のような重要な諸元を理由もなく決められるものなのだろうか。

    やっぱり気になって眠れない夜が続きそうです。
    こういち

  7. 本気で考えると、本来十分な装甲を持つはずのポルシェティーガーに増加装甲による合計200mmの装甲強化を行なったエレファントの運用が参考になるのではないでしょうか。
    エレファントの部隊は後にヤクトティーガーを装備することになりますし(近々本も出ますね)、戦争中期の段階で200mmの装甲がパンツァーカイルの先頭を務める突撃戦車には必要、と考えられたのではないか、と思っています。
    BUN

  8.  このような1944年頃に作られた、「ヤークトティガー」や、「マウス」と言った、いわゆる、ばかばかしい、「化け物兵器」について、まじめに考える必要はないと思う。「ヤークトティガー」はたったの77両しか作られていない。しかも、この頃のナチス・ドイツの最高指導部というのは、めちゃくちゃだった。ヒトラー、ゲーリング、ヒムラーといった連中は、麻薬と睡眠薬がないと、まともに頭が働かないような状況で、兵器の生産を担当していた、シュペァー軍需大臣も似たような状況だった。それに、ロンメル、グデーリアン、マンシュタイン、ルントシュテットといった国防軍の優秀な将軍達は、クビになるか、処刑されるか、和平交渉のことばかり考えているか、といった有様だった。
     この重駆逐戦車は恐らく、「この戦車が一台あれば、すべての連合軍とソ連軍の戦車を破壊できるような戦車を作れ!」というような、ヒトラー総統の狂気の命令の中でできてしまったのだろう。「マウス」も同じである。こういう、「化け物兵器」を見たときに、ヒトラーとナチスの幹部達はニンマリと満足そうに笑ったという。まぁ、しょせんは、「独裁者のおもちゃ」といったところか。
     日本でいうならば、黒島亀人海軍少将の下で、終戦直前に作られた、数々の「奇想天外兵器」のような物だろう。「桜花」、「回天」に代表されるような。まぁ、戦争の敗戦が確実になってくると、どこの国の指導者も、考えることは同じのようですねぇ。
     以上、「仙台の元帥」改め、「海軍元帥」でした。名前を「海軍元帥」に変えたのは、他のホームページにも「海軍元帥」と「陸軍元帥」の名で、書き込んでいるからです。

    海軍元帥


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